~ゾロの言葉 The Soul of ONE PIECE~ Reader瑞季 Vol103

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ゾロの言葉 The Soul of ONE PIECE

★どんな本

超強くて「義」に厚く、頼もしい奴、
ロロノア・ゾロの秘密!

その生き方を、数々の名言を通して学ぶ!

ゾロの、不屈の魂が冴え渡る!

ゾロはいかにして
世界一の剣豪になっていくのか。

そしてルフィを海賊王にするために、
身体を張り続ける
ゾロを支えるものとは?

ONE PIECEがこれだけ世界的に人気の理由!
①ストーリーの卓抜した構想力
②今の時代が求める思想・哲学が大きな背景として
通っている
③登場人物たちの言葉の強さと
個性豊かなる表現
④一人一人の人物の独創性。
加えて悪魔の実の開発
⑤以上をすべてエンターテイメント性でまとめてる
⑥絵の良さ
⑦細部の細部まで行き届いた配慮のすばらしさ

☆目次
1.約束を守ること
2.志の高さが気力の強さを生み出していく
3.相手の心を推しはかり気づかえる人間は貴重な存在である
4.決して後悔しない生き方
5.名を重んずる生き方
6.他人のために戦うとき
7.三刀流の意味
8.武士道とは死ぬこととみつけたり
9.世界のレベルを知る
10.絶対にうしろに退けない理由がある
11.仲間のために必ず甦る
12.戦いの主導権は常にこちらが持つ
13.具体的な目標を持つ者はなぜ強くなるのか
14.神は細部に宿る。「ワンピースがおもしろい理由」
15.世の中には不思議なことがあるからおもしろい。そしてゾロの恋愛観、女性観

★どんな著者

遠藤 段さん

東京生まれ。
早稲田大学法学部卒業後、大手電器メーカー海外事業部に勤務。
1万冊を超える読書によって培われた膨大な知識をもとに、
独自の研究を重ね、難解とされる古典を現代漫画をもとに読み解いていく手法を確立。
著書に『スラムダンク武士道』『スラムダンク論語』『スラムダンク孫子』『スラムダンク葉隠』
『ザッケローニの言葉』『ワンピースの言葉』がある。

★学び

①志の高さが気力の強さを
生み出していく

なにがなんでも 生きのびて
おれは おれの やりたい事を 成し遂げる!
おれと お前じゃ 気力が 違うんだ
もの好きな 仲間探しは 他をあたるんだな

ゾロの高い気力は何から来るか。
それは志の大きさからくる。

くいなとの約束。
「世界一の大剣豪になる。」

気力を失わないためには、
いつも自分の立てた大きな志、
目標を忘れないでいる事である。

ゾロはくいなという大好きな友、
仲間と立てた志がある。

孟子は志と気の関係について
次のように述べている。

「志が気を率いていく。
そしてその気は人間の体に充ちている。
だから志の至るところに気もそれにともなっていく」

また、西郷隆盛はじめ幕末の多くの
日本人が座右の銘とした佐藤一斎の「言志四録」
においては、この孟子の教えを前提として
次のように説いている。

「人の心の霊妙な働きは、『気』が中心となっているといえる。
その『気』は身体に充ちている」
だから事を成すにはこの気をいっぱいにしてから
始めればすべてに失敗はない。

このことはあらゆる技能についても工芸についても
同じことがいえる。

つまり「世界一の大剣豪になる」
「海賊王になる」という志あるいは夢や目標が
しっかりと立てられ、ゆるぎないものとなり、
そこから大きな気力で続けていけば
必ずそうなるんだという事である。

この志あるいは夢は人それぞれに
あるべきだが、それを実現していくためには、
その志や夢や目標を
いつも確認し、信頼できる友也仲間に
口で言って確認する事、
そして自分自身に向かって言い続けて忘れないことが
重要となる。

②仲間の為に必ず甦る

ゾロは世界一の大剣豪鷹の目のミホークに
一度敗北したことがある。
その時、ゾロはルフィに言った。

不安にさせたかよ…
おれが世界一の剣豪くらいに ならねェと
お前が困るんだよな。
おれは もう!二度と 負けねェから!
あいつに勝って 大剣豪になる日まで 絶対に
もう おれは負けねェ!

彼にとってこの出来事はより
自分の志を強固にする大きな出来事となった。

日本を代表する武士の一人でもある
西郷隆盛に次のような有名な言葉ある。

「幾たびか辛酸を経て、志始めて堅し。
丈夫は玉砕、甎全を愧ず」

つまり「人は何度も辛酸(大変つらいことや失敗、苦労など)
を経験して初めて自分の志がしっかりと
固まっていくものなのだ。
立派な男子というのは、玉となって砕けてしまっても、
何もしないでただいつまでも生きているだけというのを恥じるものなのだ」
ということである。

まさにゾロの生き方そのもの。
西郷は何度も敗れ、何度も士を覚悟した。

それでも仲間が支え
真理の人がこの人こそ日本を救う人と支えた。

だから志を益々本物のものとし、
堅め仲間の為に甦った。

自分ひとりの命でないと悟ったとき、
西郷を遮る敵はもういなくなった。

仲間の夢を、世界を真の自由にするための
ルフィの海賊王の実現するために、
甦るゾロの前に敵はもういなうなるだろう。

③油断しないゾロ

剣士たる者 いかなる時も
酒に呑まれるような バカはやらねェもんさ

ウイスキーピークにて賞金稼ぎ達に
騙された他の一味の仲間に対して
ゾロだけは騙されることなく、
一味の危機を救った。

その時のゾロの姿を本書では
宮本武蔵の五輪の書で解説している。

兵法の道9原則

第一に、邪心を持たない事
第二に、道は実践によって鍛えていく事
第三に、一つの事だけでなく多芸に目を向け剣道に役立てる事
第四に、自分の仕事だけでなく広く多くの仕事を知る事
第五に、物事の利害と損得を知る事
第六に、あらゆることに直感的判断力を身に着ける事
第七に、目に見えない本質を見抜く事
第八に、わずかなことにも気を付ける事
第九に、エネルギーを無駄にしないために役に立たない余計な事に手を出さない事

以上からわかることは、
圏の道、たっとえば世界一の大剣豪を目指し実現しようという道を
目指し以上、全ての事が剣の修行、上達に通じていくようにしようというのだ。

酒を呑んでいても同じである。

多くの人が来て、宴で騒いでも、
心の片隅では常に冷静な自分が居て、
剣の道に役立てる何かを求めていく

④原理原則に生きる(船長の役割とは)

それが船長だろう。迷うな。
お前がフラフラ してやがったら
おれ達は 誰を信じりゃ いいんだよ!

ウソップがゴーイングメリー号の件で
ルフィに決闘を挑み、
もちろん負けたウソップは一味を抜けることになった。
その時、ルフィが「重い」と言い放ったあと、
ゾロがルフィに伝えた言葉。

船長は決断しなくてはいけない。

そうしなければ目標も目的地も、さらには一味の
存在意義さえ見失ってしまう。

船にただ乗って漂っているだけでは仲間もいらない。

人が集まれば好みも意見も違ってくる。

ただ、それぞれ自分の夢と目標、
生き方を持ちながらも船長が決めるその一味の
方向性、価値観、目指すべきものを自分の役割てもって
支えていかなければならない。

それがチームであり、一味の意味である。

船長の最終決断には従わなければならない。
もちろん意見はぶつけ合う方が良い。
自由で風通しのよいチームこそが強いチーム。
だが、その後に船長が決断したことが、
チーム全員の方針となる。
ここではもはや自分の意見に固執してはいけない。
それにこだわる人がいてチームの方針に従わないことがあれば、
そのチームはいずれ弱まり、崩壊していくことになる。

それが原理原則。

物事の原理原則を逸脱したものは結局、いずれだめになっていく。

ゾロは剣の修行でも、この原理原則にこだわり、一つ一つ固めてきている。

⑤思い込みは持たない

可能性の話をしてるんだ
別におれはどっち側にも揺れちゃいねェ
信じるも疑うも…
どっちかに頭を傾けてたら…
真相がその逆だった時
次の瞬間の出足が鈍っちまうからな

ウォーターパークにてロビンが敵か味方か
決めかねていた時のゾロの一言。

これは正に宮本武蔵の“空”の実践。

「自分だけのひとりよがりで決めることなく、
まっすぐなことを根本にして、
正しい実の心を道として、
兵法を広く行い、正しく、
明らかに、大きなところから思い考えて、
一切の迷いや思いをなくした状態でいる事」

佐藤一斎も言志四録の中で

「剣術や槍術の試合においては、
臆病な心を持つ者は敗れ、
また勇気を頼む者も敗れる。
勇気だとか臆病だとかの心のを一つの
静の中になくして鎮め、
勝負を決める動にも捉われず、
天の理に任せて動かし、
からっとした気持ちで公明正大な境地となるようにする。
すなわち静かなることは地の静寂不動のようであり、
ひとたび物が来ればただちに
順応できるようにする。
このようなものが勝つ。
心を修める学問もこれと異なるところはない。」

「頭は冷静で正しく判断でき、
腹が据わっていて物に動じない。
こういう人物になりたいものだ。」

こう言っている。

まさにゾロの生き様。

⑥不屈の精神

災難ってモンは たたみかけるのが 世の常だ
言い訳したらどなたか助けてくれんのか?
死んだらおれは ただそれまでの男!

七武海ゲッコーモリアとの闘い、
スリラーバークにて既にボロボロの身体の
麦わらの一味に更に七武海バーソロミューくまが
やってきて、今にも死にそうなゾロが
言い放った一言。

困難が次々にやってこようとめげてはならない。
それは剣士である自分を鍛え成長させてくれるためにある。

世界最強の剣士たる栄誉は、
そのたたみかけてくる障害と困難の先にあると
わかっているからだ。
これが武士道でもある。
新渡戸稲造の武士道にも

「『憂きことのなおこの上に積もれかし
限りある身の力ためさん』

これこそ武士道の教えであった。
すなわち、あらゆる困難や災難に忍耐と正しい良心を持って耐え、
かつ立ち向かえという事である。
それは、まさに孟子が説くように
『天は人に大きなことを成さしめようとするとき、
まずその心を苦しめ、その筋骨を疲労させ、
飢えさせ、ひどく貧しくさせ、
その人が行おうとすることを混乱させる。
こうして天は、その人の心を刺激し、
性質を鍛え、その弱いところを補う』のである」

と。

ゾロは、くまを前にしても逃げずに「正しい良心をもって耐え、
かつ立ち向かう」のである。

⑦修行に終わりはない

まだまだおれは甘い
もっと強くなるんだ
まだまだおれは弱い まだまだ。

くまに敗れた後ゾロは、治り切らない身体にも関わらず
まだまだ、まだまだと鍛錬を始める。

『葉隠』の中で、

「このすぐれた道に深く入ると、
この道は終わりがないことがわかるので、
これでよいということにはならない。
自分がまだ足りないことを良く知っていて、
一生の間これで十分と考えることもなく、
自慢の心もなく、卑下する心もなく、
一生終えていくのである。

柳生宗矩は『人に勝つ道は知らず、
我に勝つ道を知りたり』と申された。
今日は昨日よりも上達した。
明日は今日よりも上達していくように、
一生を日々修行していくのである。
修行は、このように果ての無いものなのだ。」

ドラッカーも「生涯自分のビジョンを追い求めていこう」といった。
ドラッカーはこのことを作曲家のヴェルディの人生から学んだという。

ヴェルディ80歳の時の作品に感動したことがきっかけだった。

ヴェルディは言ったそうだ。
「音楽家としての全人生において、
私は常に完全を求めてきた。
そしていつも失敗してきた。
私にはもう一度挑戦する責任があった。」
と。

ゾロがどこまで成長するのか。
完全を求めて失敗し、そして再び挑戦する。
こうして大きな成長を遂げ続けることが人生。

★こんな人にオススメ

✳ONE PIECEのファンの人

✳︎ONE PIECEを読んだことがない人

✳︎武士道を理解したい人

✳︎不屈の心を鍛えたい人

etc…

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