〜チーズはどこへ消えた?〜 Readerヒカルvol.26

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チーズはどこへ消えた?

★どんな本

この物語に登場するのは、
ネズミの「スニフ」と「スカリー」、
小人の「ヘム」「ホー」。

この2匹と2人は、
私たちの中にある単純さと複雑さを象徴している。

2匹と2人は「迷路」の中に住み、
大好きな「チーズ」を探す。

「チーズ」とは、
私たちが人生で求めるもの。
例えば、
仕事、家族、財産、健康、精神的な安定、
等々の象徴。

「迷路」とは、
チーズを追い求める場所。
例えば、
会社、地域社会、家庭、
等々の象徴。

2匹と2人のそれぞれの思考と行動が、
どんな意味を持ち、
それが現実社会と
どうつながってくるのか。
この一見シンプルな物語には、
京響の急激な変化に
いかに対応していくのかを説いた、
深い内容が込められている。

そして、
自分は今どのキャラクターの状態なのか。
本当の自分はこれからどんなアクションを
とっていく必要があるのか。

そんなことを考えさせられる一冊。

★どんな著者

スペンサー・ジョンソン氏

医学博士であり、心理学者。
心臓のペースメーカーの開発にも携わる。
現在は、様々な大学や研究機関の顧問を務め、
シンクタンクに参加する一方、
著作活動を続けている。
その功績が認められ、
ハーバード・ビジネス・スクールの名誉会員。
主な著書に、
『1分間マネジャー』、
『1分間意思決定』、
『人生の贈り物』、
他、多数。

★学び

自分のチーズが大事であればあるほどそれにしがみつきたくなる

2匹と2人は、日々大好きなチーズを探していた。
そのため、全員がランニングシューズを履き、
日々走りながらチーズを探す。
ある時、ステーションCという場所を見つけた。
そこでは、毎日チーズが出てくる場所であった。
感動し、毎日通った2匹と2人であったが、
動きに変化が見られるようになった。

ネズミの2匹は、
常に朝早起きをし、
チーズを確認してから
新たなチーズを求めて
今までの動きを止めなかった。

一方、小人の2人は、
安心し、優越感に浸り、
だんだん朝起きるのが遅くなった。
毎日出てくるチーズに対して何も考えず、
ただその場でチーズを食べていた。

しかしある日、
小人の2人がステーションCへ行くと、
そこにチーズはなかった。
その後何日の通いつめたが、
チーズが現れることはなかったのである。
その頃にはネズミの2匹はいなかった。
新たなチーズを求めていったのである。
しかし、小人の2人は、
またいつか現れるという希望を抱き、
そこに居座っていたのだ。

つまり、
今まで成功していた方法でうまくいかなくなった時、
うまくいっていたビジネスの調子が下降してきた時、
新たな視点から新たな方法を生み出していかなければ
生き残ることはできない今の世の中で、
それでもなお、
中々変わろうとしない人間の心理を
描いたものである。

もし恐怖がなかったら何をするだろう?

2人の小人はいつまでたっても
そこから動こうとはしなかった。
しかし、ホーは気がついたのである。
このままいっても何も変わらない。
破滅へと向かうだけであると。
ホーは考えた。
「新しいチーズを見つけに行く方が良いのではないか」と。
しかし、新しいチーズを見つけられる保証のない不安と、
ヘムの反対により、中々動き出すことができない。

そんなある時、ホーは考えた。
もし、失敗がないとしたら何をするだろうか。
その答えは、
新しいチーズを探しに行くことだった。
リスクはあるが、
それでも今の状況から脱却し、
新たなチーズを見つけたいという思いが、
ホーの重い腰を上げたのである。

時代の流れを変えることはできない。
チーズがなくなるのと同じように、
流行はやがて廃る。
その流れに逆らうのではなく、
常に時代の流れに沿って、
流行をキャッチアップしていくこと。
その大切さと重要さに気づいたホーが、
新たな環境へ進む一歩を踏み出したのである。

まだ新しいチーズが見つかっていなくても、
そのチーズを楽しんでいる自分を想像すればそれが実現する

勇気を出して新しいチーズを探し始めたホー。
不安を抱えながら新しいチーズを探して行く中で、
だんだん気分が良くなってきたのがわかる。
それは、ホーが恐怖に支配されていたから。
一歩踏み出したことで、その恐怖から解放されたのである。
そして、ホーは新しいチーズを探しながら、
見つけた時のイメージをし続けた。
自分の好きなチーズに囲まれていることを
事細かに思い描いた。

自分は必ず成功すると、達成すると信じて、
そのゴールイメージを常に持ち続けること。
そして、そのゴールイメージが鮮明であればあるほど、
実現する可能性は極めて上がるということ。
どれだけ自分を鼓舞し、
目指し続けていくことが重要なことなのかを
ここでは物語っている。

新しいチーズを見つけることができそれを楽しむことができるとわかれば、人は進路を変える

ステーションCを飛び出したホーは、
ついにステーションNでチーズを見つけた。
それは、今までに見たことがないような、
山積みにされたチーズである。
そしてそこには、かつてステーションCで時間を共にした
ネズミの「スニフ」と「スカリー」がいたのである。

恐れや不安は誰にでもあり、
それは100%消すことはできない。
大切なことは、それらを小脇に抱えて
やるということ。
新たなチャレンジをしなければ人は衰退する。
チャレンジし続けるからこそ新しいものが生まれ、
より豊かな生活、
より豊かな社会を作っていくことができる。

そのチャレンジを楽しむことができれば、
どんどん新しいことにチャレンジすることができ、
新しい自分に出会うチャンスになる。
より多くの幸せや成功をつかむチャンスにもなる。
そんな人生を送っていく人にいかになっていくのかが
本当に大切な世の中になっている。

★まとめ

この本で語られる物語は、
今の、特に日本人の心境が描かれている。
変わるのが怖い、でも変わらなければ何も始まらない。
その中で勇気を出して変化していく人が
将来成功し、日本を引っ張っていく人材となっていく。

人は誰でも変化することが怖い。
しかし、変化していく社会の中で、
いかに変わり、チャレンジしていくかが
幸せな人生を送るカギになるというメッセージが
込められた一冊である。

この物語のキーワードは以下の7つ。

『変化は起きる』
『変化を予期せよ』
『変化を探知せよ』
『変化にすばやく適応せよ』
『変わろう』
『変化を楽しもう!』
『進んですばやく変わり、再びそれを楽しもう』

ちなみに、今回の登場人物には
こんな意味を持ち、
その人物を象徴するものとなっている。

スニッフ…においをかぐ、かぎわける
スカリー…急いでいく、素早くいく
ヘム…閉じ込める、取り囲む
ホー…口ごもる、笑う

★こんな人にオススメ

※自分を変えたいと思っている人
※本当の自分に向き合えていない人
※一歩踏み出したい人
※今いる環境をより良いものにしていきたいと思っている人
etc…

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