~112日間のママ~ Reader麻衣vol.9

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112日間のママ

★どんな本

関西で活躍するテレビキャスター、清水健さんの一冊。
乳がんを患い、29歳というあまりにも早い死を迎えられた妻の奈緒さん、そのとき、愛する長男は生後112日。
番組のスタイリストとしてサポートしてくれていた奈緒さんとの結婚から、妊娠中の乳がん発覚、その後の出産、闘病、そして最後の日々までが、悲しみと悔恨を込めて、読み手が驚くばかりに克明に記されています。
当たり前にあった幸せ、当たり前だった「日常」が失われていく、その過程と心情をありのままに綴るリアルな文章。
自分の命、大切な人の命の価値を、強く、強く訴えかけてくる一冊です。

★どんな著者

関西で活躍するテレビキャスター、清水健さんの一冊。
本書ほか、『笑顔のママと僕と息子と973日間』も出版されています。

★学び

奈緒さんの生き様

「奈緒、奈緒も泣いてもエエよ。」
「うん。でも泣かない。泣いたら、壊れちゃうから」
「…」
「私はまだいい妻でいたいし、いいママでいたいもん。」

女性として、清水さんの記す奈緒さんの生き方に心から尊敬の念を抱きました。

どんな状況でも、妻として母として、強く、優しく在り続ける。
写真におさめられている柔らかい笑顔のなかに、
そんな強さをもっているなんて。

その妻として母としての優しい眼差しのなかに、
どれほどの苦しみや悲しみがあったでしょうか。

私も、奈緒さんのように命が尽きる最期まで、
強く、優しく、笑顔を与え続ける人で在りたいと、
そう思いました。

共に生きていく、ということ

共に、生きていく。
僕は、闘うこととはそういうことなんだろうなと思う。
目の前の現実に向き合い、背負うこと。
当たり前のことが当たり前でなくなった時、悲しいし、悔しい。
でも、大切な人が背負っていた喜びや、悲しみや、嬉しさや、苦しみや、そういうことを全部、代わりに背負ってあげる。
そして、前に進む。
そうしないと、心配するんじゃないか…。

共に、生きる。
シンプルでありながら、深い言葉だと思います。
本の中には、
キャスターとしての仕事を続けるという選択をし続ける中での
葛藤が綴られています。

キャスターとしての夫の姿をテレビで見ることを、
「生きる原動力」にしている奈緒さん。
最期が近づいている奈緒さんの傍に、
夫として長くいてあげなければという心と葛藤しながら、
最後の最後まで、清水さんはキャスターとしてのその姿を見せることを
選択されています。

キャスターとしての使命と、夫としての使命。
二つの役割、二つの使命の狭間の中で、
奈緒さんと「共に」生きた姿に、
私は奈緒さんに対する清水さんの深い愛を感じます。

当たり前の「幸せ」

大切な人が、「おはよう」と今日目覚めて朝を迎えたこと。
「行ってきます」と手を振ってくれること。
「ただいま」と帰って来てくれること。
「おやすみ」といい、明日への眠りにつくこと。

そんな日常が、当たり前に繰り返されることが
どれくらい幸せなことなのか。

大切な人も、自分も、
今日命があるという「幸せ」。
そんな幸せを、この書は教えてくれます。

実はこの本、私のライフプランナーの方から、
「自分にとって、大切な一冊だから、是非読んでほしい」と渡された本でした。
誰に対しても誠実で、温かく、
私の心から尊敬している方でもあります。
お客様の幸せをとことん願い、行動する、
その方のお客様への深い愛情の源に、
このような想いがあったのかと、その職業観を感じて深く感銘を受けました。
命の価値に気づかせてくれた、
素敵な本との一期一会に感謝いたします。

その方がくれた“プレゼント”を
私も縁あって読んで下さっている皆さんに贈りたく、
今回「112日間のママ」を取り上げました。
誰かの心にもこの感動を届けられれば、こんなに嬉しいことはありません。

★こんな人にオススメ

✳︎ 今、大切な人がいる全ての人に
✳︎ 日常の幸せを見つめなおしたいときに
✳︎ 心を揺さぶる本に出会いたい人に
etc…

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