~老人と海~ Readerイバモトvol.6

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老人と海

★どんな本

キューバの老漁師サンチャゴは、助手の少年と小さな帆かけ舟でメキシコ湾の沖に出て、一本釣りで大型魚を獲って暮らしを立てている。あるとき数ヶ月にわたり一匹も釣れない不漁が続き、少年は両親から、別の船に乗ることを命じられる。助手なしの一人で沖に出たサンチャゴの針に、巨大なカジキが食いつく。
少年の存在、カジキとの死闘で映し出されるサンチャゴの人柄や人格、背景などが描写されている。

★どんな著者

アーネスト・ミラー・ヘミングウェイ(Ernest Miller Hemingway、1889年7月2日生まれ
アメリカの小説家・詩人。
彼の生み出した独特でシンプルな文体は、冒険的な生活や一般的なイメージとともに、20世紀の文学界と人々のライフスタイルに多大な影響を与えた。ヘミングウェイは、ほとんどの作品を1920年代中期から1950年代中期に書き上げて、1954年にノーベル文学賞を受賞する。
彼は、6つの短編集を含めて7冊の小説と2冊のノンフィクション小説を出版した。3冊の小説、4つの短編集、3冊のノンフィクション小説が死後、発表された。これらはアメリカ文学の古典として考えられている。

★学び

・土台を敷く
漁師として生きるサンチャゴが大切にしていることで、チャンスや運を待つためには正確な準備という土台を常に作っておくこと。
土台ができていてこそ、回って来たチャンスに対して100%に近い状態を発揮できる。
運を頼りにするのもいいが、自分自身が出来ることにまずはフォーカスしておくことの重要性が映し出されていた。
どんな事にも繋がる事であり、結果を残している人たちに共通することの一つがこの準備という点。
ここでは漁師として、釣れる釣れない関係なく毎日正確な仕掛けをすることや、時間通りに海に出ること。
チャンスは中々来ないし、ものにできるかも分からないが当たり前を当たり前に熱心にしているからこそチャンスをものに出来る。

・仕事に生きる
サンチャゴは漁師として生きることに誇りを持って日々海に出ているように思えた。
決して、本の中に「誇りを持っている」などとは書かれていないが、漁師たる者、という想いがサンチャゴの行動から伝わってくる。
漁師だからというよりも、どんな仕事でも同じく言えることでもあった。
それは武士とも例えられるくらいの姿勢、気持ちを持ち、群れることなく、考えを持ち、ひたすらに漁師としての使命を全うする姿。
初志貫徹という言葉が似合うような、サンチャゴの言動に本来の一人の人としてどうあるべきなのかを考えさせられる。

「だが、 人間、 負ける よう には でき て ねえ。 ぶちのめさ れ た って 負ける こと は ねえ」
どんなに年を取ろうが、力が衰えようが、自分にも、敵にも、負けない気持ちを持ち続けることの大切さが学べる。

・負け癖を付けない
老人のサンチャゴは数ヶ月間もの期間、漁師としての結果という獲物を釣ることができていなかった。
しかし、諦めるという感情を一切抱くことも、負けているという感じさえも無く、常に前を向きながら挑戦するステージから降りない。
漁師という仕事のプロであることをスタンダードに日々やるべきことに焦点を当てて生きる生き様。
老人だから、そう見えるということでは無く、サンチャゴの生き方から学べること。
負けを認めないということでは無く、常に勝つために何をすべきかを考え、行動する姿勢。
少年がサンチャゴを慕い、教えを乞う理由はこういった老人の生き方に繋がるのがわかる。

★こんな人にオススメ

・小説、物語が好きな人
・洋書で英語を勉強したい人
・リーダーシップを学びたい人
etc…

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