〜長嶋少年〜 Reader瑞季Vol.66

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
長嶋少年

★どんな本

小学5年生のノブオは、長嶋に心底憧れている。
誰もが、一目置く野球少年。
詩人の父は行方不明、母は子供にも仕事にも無関心。
友の別れや理不尽に追ったケガ、出生の秘密・・

次々と苦難は襲い掛かってくるけれど、
「長嶋」を心の支えに全部乗り切る。

★どんな著者?

ねじめ 正一さん
日本の詩人、小説家。
81年、処女詩集『ふ』でH氏賞を受賞。
89年、自らの少年期を題材にした小説
『高円寺純情商店街』で第一〇一回直木賞を受賞。
2008年、『荒地の恋』で第三回中央公論文芸賞、
09年、『商人』で第三回舟橋聖一文学賞を受賞

★学び

又吉さんの解説に一番の学びがあったので、シェアします。

———————————————–
かつて少年だったころ、僕たちはなんにでも成ることが出来た。

スポーツの試合がテレビ中継された翌日の
学校では、多くの少年たちが昨晩ヒーローになった
一流の選手になったし、アクション映画が放送された翌日の学校では、
自分こそが誰でも倒せる最強の力を手に入れたと
信じる少年たちで溢れかえっていた。

それはイメージする力であり、それを信じる力。

もしかしたら、今でも我々はなんにでも成れるのかもしれないけど、
その方法を直ぐに実行することは難しい。

しかし、この小説を読んでいるうちに、少年だったころ、自分にその様な能力が
備わっていたということ、そしてその感覚の名残のようなものを確かに感じることが出来た。

現役時代の長嶋茂雄を知らない我々の世代でも、
いかに長嶋が特別な存在であるかは知っている。
長嶋が偉大である理由を数えだすときりがないが、
日本国民に夢を持たせ、期待を背負い、
その重圧に押しつぶされず、あらゆる方法で
少年たちの夢を実現させ続けたことは驚嘆すべき偉業である。

主人公ノブオの周りではたくさんのやらない理由になり得る逆境が幾度となく訪れる。

しかし、時代や社会や自分を取り巻く環境のせいにせず、自分の中の長嶋を信じて努力する。
努力を続けることは言い訳を捨てることでもある。

しかし、ノブオは長嶋だから、いつも格好良くなければ
いけないから、それをやめるのである。
小学5年生にして、人間として、とても美しい。

何かに対して真剣に取り組む姿勢に、限界を定めない精神に、
格好いいことを追求する生き方に、共感と憧憬と畏怖を強く感じる。

—————————————–

本当に憧れる存在が居たとき、外側の情報には
一切左右されず、自分の生き方を全うできるなと改めて思いました。

僕で言う、坂本龍馬や吉田松陰、青木仁志社長の存在が正にノブオで言う長嶋監督。

そういう存在に出会えたことに改めて感謝を感じ、
また自分もいつの日か誰かのそういう存在になれるよう、
まっすぐに一心に生きる事の価値を再認識した素晴らしい書籍でした!

★こんな人におススメ

*童心を思い出したい方
*カリスマとは何かを感じたい方
*一心不乱な自分を思い出したい方
*すべての野球少年
etc….

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメント

  1. SECRET: 0
    PASS:
    アメブロ検索でヒットして面白そうだったので記事を読ませてもらいました。人によって文章も変わって見え方が変わりますね。とても参考になりました。私のブログにも遊びに来てくれるとくれると大喜びです\(^o^)/ おじゃましました~☆

  2. SECRET: 0
    PASS:
    リアルの世界では絶対に人に声なんかかけられない私ですが、コメントさせてください。小学校の時に絵日記には特別なことを書かなくていいと言われたのをこのブログを見て思い出させられました。遠い秋田までお越しいただくことは出来ませんが気が向いたら私のブログも見てみてください。

コメントを残す

*

13 + three =

Read4Lead管理人