〜素直な心になるために〜 Readerみやまいvol.2

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素直な心になるために

◆どんな本

第一章 素直な心の内容十か条
第二章 素直な心の効用十か条
第三章 素直な心のない場合の弊害十か条
第四章 素直な心を養うための実践十か条
最終章 素直な子悪露になることを願いつつ

一代で世界の松下電機を築き上げた男、松下幸之助。
その人間観・経営観の磯にあったのが、「素直な心。」
いかに素直な心が大切であるかが書かれた良書である。

◆どんな作者

松下幸之助
パナソニック(旧社名:待つ敷いた電気器具製作所、松下電機製作所、松下電器産業)を一台で築き上げた経営者。
異名は、経営の神様。
PHP研究所を設立して倫理教育に乗り出す一方、松下政経塾を立ち上げ政治家の育成にも意を注いだ。

◆学び

みなさんは、
素直な心とは、どんな心だとお考えでしょうか?

松下幸之助は、
「素直な心とは、単に人にさからわず、従順であるというようなことだけではない。むしろ本当の意味の素直さというのは、力強く、積極的な内容をもつものだ。
つまり、私心なくくもりのない心というか、一つのことにとらわれずに、物事をあるがままに見ようとする心」
と言います。

どうでしょうか。

自分が思っていた素直な心の定義と、松下幸之助が言う素直な心との違いはあったでしょうか。

私は、この松下幸之助の文章を読んで、素直な心の考え方が変わりました。
私の思う、素直さというのは前者で、人に逆らわず従順であることだと決めていたように思います。
しかし、今考えるとそこからは何も生まれないなと思います。
例えば、自分の意見を押し殺して相手に従おうとする自分は
自分の意見への自信を失う気がします。
そして、相手と自分の意見を交渉しようともしないので、一つの意見に偏りがちで、そこから質を高めることや、プラスαを生み出すこともありません。

だからこそ、松下幸之助の言う「力強く」「積極的」なものであるのだということが腑に落ちました。

自分の意見も大切にし、相手の意見と自分の意見を交渉し、さらに強い確固たるものへしていく。
そしてその行動を積極的だと言えるのだと思います。

松下幸之助は、言います。
「お互いが素直になれば、していいこととしてはならないことの区別も明らかとなり、また正邪の判断もあやまることなく、何をなすべきかもおのずとわかってくるというように、あらゆる物事に関して適時適切な判断のもとに力強くなるため、聡明になるのだ」と。

だから松下幸之助は経営の神様と言われるくらいまで一代で上ることが出来た、ということも少しずつ紐解かれているように思います。

そもそも素直な心は、戦後物資不足に陥ったために、長きにわたり物心が豊かになることを求めて努力が積み重ねられてきました。
だから、物がある程度豊かになってきたときに、ふと立ち止まると、心の豊かさが失われていることに気づいたのです。

では、素直な心になれば何がいいのでしょうか?

素直な心が働いたならば、なすげきことを正しく知り、それを勇気をもって行う、という姿が生まれるようになる

大切なことは、なすべきことは私心を離れて断固として行う、ということです。

この本の中にも書かれていた例を挙げて話します。

皆さんもご存知のことと思いますが、羽柴秀吉が殊勲織田信長の命によって中国攻めをしていたとき、主君信長が本能寺で明智光秀に討たれたという歴史がありますね。
当時の常識として、”不倶戴天の父のかたき”ということがあり、つまり父のかたきとはともに天をいただかない、ともに生きてはいない、ということがありますが、
信長の息子たちは、近くにいるにもかかわらず、その不倶戴天の父のかたきをすぐに討とうともしませんでした。

一方、秀吉はどうだったかというと、秀吉は一番遠くにいて、てごわい敵と戦争していたが、信長が討たれたと知ると直ちに敵と和睦し、不倶戴天の殊勲のかたきを見事に討ち取ったと言います。これがまさに、当時の道徳に素直に従った姿なのです。

素直な心になれば、すべてに対して順応していくことができるから、何でも自分の思い通りにすることができるようになります。

人間の特性として、全て自分の思い通りになれたら愉快な人はおおいのではないでしょうか。
誰かに縛られるのって、心愉しくはないですよね。
また、人の目を気にしたり、自分の意見を話せなかったりする人も日本人の特性としてあると私自身も感じます。

しかし、お互いが素直になれば、こういう好ましくない姿は生まれませんよね。
というのも、松下幸之助の言う素直な心になると、全てがいわば自分の思い通りになるからです。
自分の思い通りになるとは、思い通りになるように、自分から順応していくからです。

どうでしたか…?

みなさんの中で、素直な心の大切さに気づき、
今後の人生の何かの糧に帰ることが出来たならとても幸いに思います。

◆まとめ

素直な心は、自他ともに幸せを作ります。
私自身も、この本を読んだ中で、人々皆がこの素直な心に生きていくことができたとしたら、この社会は変わるのではないかと何度も思いました。
この社会に起こるあらゆる事件や事故・いじめや差別・犯罪など、人々が生きていくにあたって弊害となることが無くなったら、
もっとこの世の中が幸せで、人生をもっと物心両面豊かに生きていけるのだと思います。

だからこそ、一人だけが素直な心になるだけではいけないのです。
この素直な心を持つ人が増え、その人たちの周りへも素直な心を持つ人が増え、
そしてこの社会にまでもっと拡大していくことこそが今の時代に求められていることだと思います。

◆こんな人にオススメ

・もっと自分の意見にも自信を持ちたいと思っている人
・人生成功させたい人
・素直な心を知り、高めるにはどうしたらいいのかを知りたい人
・幸せを追求したい人

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