〜英雄の書〜 Reader瑞季Vol.70

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英雄の書

★どんな本

英雄を冒険に駆り立てるのは、好奇心しかない。
どんな英雄も、好奇心に駆り立てられて
冒険の旅に出、使命感によって完遂する。

それは文字どおり、
「旅」の人もいるだろうが「思想」でも「技術」でも「ビジネス」でもあり得る。

人生は全て冒険に変えられる。

人生を冒険に変えられれば、誰でも英雄になれる。

平坦な人生を冒険に帰るのは唯一好奇心だけ。

日本人が失敗と呼ぶ事象のほとんどは、
「人生をドラマティックにしてくれる演出」なのだ。

同じ事象を、「失敗」と呼ぶのと、
「やっとドラマが始まった」と思うのとでは、
天と地ほども違う。

英雄とは勝った者に与えられる称号ではない。

誰かを守るために、孤高を恐れない者に与えられる称号だ。

★どんな著者?

黒川伊保子さん
長野県生まれ。
富士通で人工知能の研究に従事したのち、株式会社感性リサーチを設立。
世界初の語感分析法を開発し、多くの商品名やマーケティング戦略を通して大ヒット商品を輩出。
年間100回以上の講演を行い、数多くのベストセラーも持つ。

★学び

①失敗の章

脳が進化する唯一の手段。
それは、失敗(体験)のみ。
この世のどんな失敗も脳の成長の為にある。

失敗の数が多いほど、
そして、失敗の「取り返しのつかなさ」が
深刻なほど、脳は研ぎ澄まされた直感を手にし、
その脳の持ち主は輝かしいプロになり、しなやかな大人になる。

したがって失敗は恐れる必要がない。

きみが、本物の英雄であるなら、
きみは、どうしても、痛い思いをして人生という荒野を歩くことになる。

だから痛い思いをしたらどうか、誇らしい気持ちになってほしい。
それはきみの脳が本物である証。

②孤高の章

孤高は、英雄になる人がおしなべて持っているセンス。

「そもそも自分は友達が少ない。付き合いの飲み会は、本当は嫌いだ」
という人は、生まれつきのヒーローセンスの持ち主。

自分が何者かを知るためには、この世を自分独自の世界観で眺めなければならない。
与えられた誰かのそれじゃなく。

③自尊心の章

自尊心は揺るがない自我を自覚する感覚。

自分がここにいて、これをすることに深い意味があると感じる気持ち。
生きる方向性を決める大事なセンス。

自尊心がなければ人は事を成しえない。
自尊心があるから、他人の横槍に爽やかにNoが言え、過酷労働にも耐えうる。

自尊心と自己愛は違う。
自己愛とは自分が大事な気持ち。

自尊心は「自分が正しいと思ったこと」を「他者や社会のために」大事だと思う気持ち。

自尊心は、誰も理解してくれなくても、自分が正しいと思ったことを、
自分のみならず他者のために貫き通す気持ち。

④使命感の章

自分より大切な誰かを心に掲げよう。
その人を傷つけたくない、喜びを与えたい。
ビジネスパーソンなら、それが顧客であるべきだし、
アーティストならファンの人たち。
「社会」「世の中」のような漠としたものではなく、大切な誰かを守ること。

それ以上の使命感はない。

そもそも使命とは、自分のためではなく、誰かのために何かを成しうる覚悟。
自己犠牲もいとわない気持ちのこと。
英雄たちに不可欠のセンス。

使命を持って道をゆく人は、自然に人の先頭に立つことになる。

リーダーとして、最も楽な手段は常に嬉しげな表情でいることだ。

「やられた」とつぶやくときも「馬鹿野郎」と怒鳴るときも、
緊急事態に駆け出すときも、リーダー達はなぜか嬉しそうな顔をしている。

笑っているのではないが、輝いている。

だから、周囲の人が落ち着くし、前向きになる。

それはどんな表情よりも饒舌に、君の使命を周りに知らしめてくれる。

⑤餞け(はなむけ)の言葉

「社会に出るきみへ」

誰かに裏切られても、私は恨まない。
裏切らせてしまったことを悲しみ、他者に影響が及ばないことを慮るだけ。

誰も認めてくれなくても、私は挫けない。
誰かに褒められるために、生きているのではないから。

そう決めた時、
時代の風は君に向かって吹くだろう。

才能ある真実を、人々は理解できない。他者に備わってない感性を、
才能と呼ぶのだから。しかし、人は憧れることはできるのだ。

なぜだろう、人は、自らの理解を超える存在を冷たく突き放す。
にもかかわらず、荒野を行く、孤高のものに、
やはり憧れずにはいられない。

人は世間に愛される人生と、世間に憧れられる人生のいずれかを選択できる。

脳の構造から言えば、両者は狐の関係。

いいとこ取りはありえない。

この世にたったひとりの君として君は生まれてきた。

この世は、君の脳が見ているバーチャルリアリティだ。

これは君の冒険物語なのだ。

それが小さな町で生きる、平凡な人生の設定に見えたとしても、すべて君の脳が決める。
誰が決めるわけじゃない。

神でさえない。

だから君に残しておきたいのだ。伝説がとなる者たちに
備わっていた脳の資質がいかなるものかを。

英雄とは孤高を恐れない脳に与える賛辞なのである。

残した業績に与えられる賛辞ではない。
だから君はすでにして英雄なのだ。

社会は確かに厳しい。
荒野にして荒波だ。
時には容赦なく悪意にもさらされる。
愛に見えたものが毒を持つ棘にもなる。

しかし冒険はそうじゃないと。
そう考えると腕が鳴らないか?

さぁ、英雄の書とともに社会に出たまえ。
何も恐れることはないのだから。

黒川伊保子

★こんな人にオススメ

*これから社会に出る人
*お子さんをお持ちの方
*指導者の方
*英雄になりたい人

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