~ガンジー 自立の思想~ Readerタクvol.4

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ガンジー自立の思想

★どんな本

「インド独立の父」と呼ばれたガンジーの、信念のメッセージがこもった一冊。イギリスに支配されたインドが、近代機械文明主義から抜け出し本当の意味で自立するための手段として、彼はチャルカ(手紡ぎ車)を用いて作ったカディー(手織布)を生産するスワデーシ(国産品愛用)運動を行った。文明とは何か、本当の自由とは何か。そんなことを考えさせられるメッセージが詰まっている。

★どんな著者

マハトマ・ガンジー(1869-1948)
インドのグジャラート出身の弁護士、宗教家、政治指導者。「マハートマー(महात्मा)」とは「偉大なる魂」という意味で、インドの詩聖タゴールから贈られたとされているガンジーの尊称である。非暴力・非服従を掲げ独立運動を扇動し、何度も投獄されるなど弾圧を受けながらもインド独立を実現。その実績から、「インド独立の父」とも呼ばれた。1947年のインド・パキスタンの独立分離後、ムスリムに対して譲歩しすぎるとしてヒンドゥー原理主義派からの反感を買い、1948年に暗殺された。

★学び

目的から一貫して生きる

ガンジーは当時、イギリスからの安い衣料品輸入による経済的ダメージと戦っていました。
海外から入ってくる安い輸入品ばかりが売れ、国内生産品は販売競争に勝つことができません。
その上国内でも工場の設立と機械工業化が進み、一部の人間だけが富を得て、
貧しい人間は職を機械に奪われ食べることすら厳しい状態に陥っていました。
この状況に対して、彼は「近代機械文明は悪だ」と語っています。
本来、文明というものは、人が豊かに幸せに生きるために開発されたもののはずです。
しかし文明が進んだことによって、その弊害に人々は侵されている部分があります。
スマートフォンやSNSが普及したことでいつでも連絡が取れて便利になった一方で、
常にだれかに監視される気がして気が休まらない。
食べるものに困らなくなった代わりに、今度は生活習慣病や肥満で悩まされている。
どんどん文明が進み生活は豊かになっているはずなのに、どこか満たされない。
そんな人は、現代にも多くいると思います。
文明が開発されてきた目的は、人を幸せにするため、物心ともに豊かになるためのはずでした。
文明や機械は、全て手段でしかありません。
その手段に振り回されるか、自分が幸せに生きるために使うかは、その本人次第です。
利益や富ではなく、自分や身の回りの人が幸せに生きることに意識を向ければ、
生き方は変わっていくのではないでしょうか。

何かを成し遂げるためには、情熱が必要

 インドのために働こうと本気で考える者は、問題の真相にまで迫るべきです。
食べ過ぎで消化不良に陥っているのに、水のせいにして消化不良を予防できるわけがありません。
病気の原因を突き止めることができてこそ本物の医師です。
医師としてインドの病気に思いをめぐらすつもりならば、その本当の原因を突き止める必要があるのです。

私がこの本を読んで最も多くの気づきを得たのは、この言葉からでした。
多くの人は、何か不満を抱くことや想い通りにいかないことがあると、
自分を取り巻く環境や人のせいにしてしまいがちです。
自分の就職がうまくいかないのは親のせい、先生のせい。景気が悪いのは政治家のせい。
不平不満ばかりを口にして、「あいつのせいで私は想い通りに行かない」という人は多くいます。
しかし、誰かのせいにしていたところで、自分の現状が変わることはありません。
ガンジーは、国のため国民のため、自分が立ち上がりました。
自分が国を変えると決めて、どうしたら国が良くなるか、
どうしたらインドを自立に導けるのかを必死で考え、行動しました。
その結果彼が見つけたのが、国産品愛用運動、スワデーシという方法です。
イギリス産の安い布を買うことなく、
誰もが自分でチャルカ(手紡ぎ車)を使って布を生産するという方法を考え出し、
国民の協力や理解を得る為に奔走しました。
当時既に手紡ぎによる布の生産方法は途絶えており、彼はそのやり方を知る人物を国内を飛び回って探し、
自分がチャルカを操作しその操作方法を学んで人々に伝えていきました。
その道がいかに険しく厳しいものだったのか、ガンジーは本書の中でも語っています。
しかしそれでも諦めず国のために走り続けたのは、自分が全ての責任をとると決めて生きていたからです。

自由を求める情熱においては私は誰にも負けていないと、自信を持って主張できます。
疲れたり、憂鬱になったりしたことは一度もありません。

自らが本気で求める理想に向かい志を胸に走っていれば、
その道がどれだけ険しかったとしても、疲れることも憂鬱になることもありません。
ガンジーは自分がインドを変えると決め、全ての責任を自分がとると決めて生きていたからこそ、
何がなんでもインドに自由をもたらすために情熱を燃やしていたのです。
誰かのせいにしていたり、やる前から諦めたりしている人には、
そこまで努力するエネルギーも情熱も生まれません。
全ての責任を自分がとると決めて生きる生き方こそが、
情熱を持ち本気で人生を歩むための一歩目だと、この言葉から学ぶことができました。

★こんな人にオススメ

・成し遂げたい夢や志がある人
・本気で打ち込むものを求めている人
etc…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

19 − fourteen =

Read4Lead管理人