~夫から妻へ、妻から夫へ 60歳のラブレター~ Readerたけをvol.10

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

★どんな本

「ありがとう。あなたに会えて、よかった」
しみじみと、人生の伴侶への万感の想い!

一筋縄ではいかない人生を時には諍いながら、
寄り添い、助け合い、共に歩んで数十年。
パートナーに「60歳のラブレター」を書いてみませんか
という呼びかけに集まった1万6000通の中から
165通のラブレターを収録。

2000年11月22日のいい夫婦の日から、
「長い人生をともに歩む夫から妻への、
妻から夫への素直な気持ち」
「感謝の思い」をキーワードに募集された「60歳のラブレター」。
ハガキ1枚のという限られたスペースの中に
凝縮された様々なご夫婦間の人間ドラマ、
様々な愛情のかたちを感じてみてください^ ^

🌟目次
60歳のラブレターに寄せて
夫から妻へ、妻から夫へ165編
刊行に寄せて 住友信託銀行

★学び

 「情」に理屈は通用しない

脚本家である内館牧子氏が本書冒頭で述べている言葉です。

夫婦は若い時から一緒に年齢を重ねてきたのだ。
お互いが水蜜桃のような肌を持っていた時代を知っている他人だ。
それが少しずつ消えていく日々を共有してきた他人だ。
お互いに泣かされたり、本気で別れたいと思ったことがあっても、
年月を経るごとに、「情」の方が深くなる。

おそらく、女性問題で迎えに来た夫と並んで帰る夜道の、
アジサイの花を今も覚えているのかもしれない。
すごい金額の見舞いを手渡したときの夫の目は、
限りなく優しかったのかもしれない。
そんな他人にはわからない小さなシチュエーションまでが、
すべて「情」となって積み重なっていく。
若いうちは「愛情」だが、年を経て「情愛」となった時、
夫婦というものはまったくもって悪くない。
今回のラブレターはどれも、そんな慈しみにあふれていた。

四十代後半から六十代半ばの妻たち10人ほどとおしゃべりする機会、
その中の2人だけが未婚。

10人中4人が言った
「結婚なんてさほどいいものじゃないって、この歳になるとわかるわ…」

4人のうち2人が言った
「結婚したいと本気で思っているの」

しかし、ここで本気で離婚したいというものの、
「イヤなら離婚って、独身者は単純ですね。そう簡単なものじゃありませんから」

と、次々と反論の声が上がります。

「うんざりすることのほうが多いんですけど、
今もいいところがあるから困るの」

人生を長く連れ添ってきた夫婦の関係。
その人生の長い道のりの中には、
様々な経験、様々な感情を手にします。

生きてきた長い年月を振り返るラブレター。
今感じる夫から妻へ、妻から夫への
感謝の言葉が書かれたラブレター。

投稿した人それぞれの人生観や
経験が詰まったラブレターの「情愛」を
言葉から感じ取れる。そんな本です。

言葉にできない想い

夫から妻へ、宛てられた1通のラブレター。

裕子さんへ
結婚する時に約束したことを忘れていた訳ではなかったんだよ。
「どんな大ゲンカしても朝が来たら必ずにっこり笑って
『おはよう』って挨拶しようね」って。
結婚まもなくのあの大ゲンカの翌朝
「おはよう」って声をかけられても男の沽券にかかわりそうで、
どうしても言葉が出なくて黙ってた。
かたくなになっている僕の背中に「いってらっしゃい気をつけて」
って明るく見送ってくれた声は一生忘れないよ。
あの時のあの一言で君を一生大事にしようっと誓ったんだよ。
光男

直接、言葉にして伝えない想い。

「きっと言わなくても、伝わっている」
「あの人の事だから、分かっていてくれているだろう」
「言葉にして伝えるのは、恥ずかしい」

60歳を迎える頃、
あなたは大切なあの人へ、何を伝えるのでしょうか?

言葉に出来なかった「ありがとう」?
伝えることのできなかった「ごめんね」?

どんな言葉であっても、そこに思いだされるのは
共に過ごした時間、思い出。

大切な人の、声や笑顔が、すべてが
鮮明に思い出されるようなラブレター。

あなたはどんなことを伝えるのでしょうか?

受け取ってくれる相手がいる

妻から夫へ、宛てられた1通のラブレター。

嬉し恥ずかしお見合い結婚して三十一年、
パパありがとう!
姑とのバトル、数知れないパパの浮気、
そして倒産…涙が足りない位いろいろあったけど、
私の人生けっこう捨てたもんじゃない…と思っているよ。
パパからの最高のプレゼントは二人の娘、
まだまだ花嫁姿は見せてくれそうもないけど、
それぞれ独立するし…。
四月からは結婚以来初めての二人暮らし。
うふふ…二人合わせて百三歳の新婚生活だよ。
いまだにチラチラよそ見ばかりしているけど、
古くても味のある漬物みたいな女房の方も見てよ!
ねえ~聞いてる~?

どんなにつらくて、悲しくて、しんどい想いをすることがあっても、
それを乗り越えられるくらいに
大切な人がそこにいるということ。

伝える相手がそこにいるということ。

当たり前のようで、当たり前ではありません。

明日が来ることは約束されていません。

それは、あなたにもわたしにも。
大切な人にも。

ラブレターの送り先、大切な人がいるうちに
伝えたい言葉を伝えることもまた、
わたしたちの出来ることなのかもしれません。

いつまでも色褪せない想い

妻から夫へ、宛てられた1通のラブレター。

ある日思いがけないもの発見、
“えっ、まだ残していたん”
わたしが若い頃、夫に出した最初で最後の手紙。
切手は十円の伊藤深水の美人画。
表書はクセのある、ヘタクソな字、
中身は今では考えられない歯の浮くような、
ああ~はずかし…。
でも泣きたくなる位うれしかった。
大事に残していてくれたこと。
一年前突然死んでしまって、この気持が伝えられなくて残念だけど、
もう一度言うね。
本当に和彦さんが好きだった!

言葉にすることが全てではないけれど、

人生の最後を迎えるときに後悔しないように、
今を生きること。
その大切さを伝えてくれるようなラブレター。

伝えることは、いつだって出来ること。

でも、
明日が来るのを待って伝えるくらいなら、
伝えるのを今日にしてもいいはず。

大切な人に、「今」伝えたい言葉は
何でしょうか?

夫婦のかたち

妻から夫へ、宛てられた1通のラブレター。

今年で二十七年目になるのよ、私達。
昨年の暮れに、あなたが疲れ果てて帰宅して、
「ただいまの声、小さい!」と私が声をかけると、
いつもなら笑いながら、「ただいま」というあなたが
黙ったまま着替えをして、じっとテレビを見ていた。
横顔がいつになく寂しそうに見えたの。
そしたらあなたの目じりに涙が溜まっていて私びっくりしました。
「何があったの?話して」といっても
何も無いというように手を振り、
流れる涙を拭いながら結局、訳を話してくれませんでした。
仕事のことでグチひとつこぼしたことのないあなたが。
こんな事は、はじめてのことでした。
「何があったの?」知りたい。
何でも話して欲しい。
あなたの涙を見ていたら私も悲しくなって一緒に泣いてしまいました。
あなたが鳴いている。あなたがかわいそう。
私は一緒に泣くくらいしかできないじゃないの。
理由が分からないんだもの。
私はあなたに何でも話すでしょ。うるさいくらい。
あなたは何でも聞いてくれる。
八百屋での出来事も、仕事でのゴタゴタも。
私はね、あなたに話したらもういいの。気が済んでしまうの。
子どものことだって一緒に悩み、笑い合ってきたじゃないの。
この頃あなたが黙っていても何を考えているか分かるような気がしていたの。
でもね、やっぱり話さないとだめなのよ。
後何年一緒に歩いていけるか分からないけど、たくさんお話し、しましょうよ。

自分にとっての理想の自分像があるように、
理想の夫婦像や親子関係、職場関係があります。

大切な人との関係性は、
どのように築かれることがあなたの理想ですか?

ほんの小さな出来事でも
「ありがとう」
と言えたなら、

些細な出来事でも
「ごめんね」
が言えたなら、

いつもと変わらない生活の中で
「あなたが大切だよ」
と言えるなら、

いざ、想いを伝えよう
という時に、思っていることが素直に
言葉に出てくるのではないでしょうか?

ラブレターを書く、渡す、
思いを伝えるその機会に
あなたは大切な人に
どんな言葉をプレゼントしますか?

夫から妻へ、宛てられた1通のラブレター。

新婚時代、毎日、早く帰らず      ゴメンナサイ
子供達の出産に一度も立ち会わず  ゴメンナサイ
掃除、洗濯、炊事、何も手伝わず   ゴメンナサイ
外国旅行にも連れて行かず      ゴメンナサイ
そして、一度も謝らず          ゴメンナサイ

子供達を立派に育ててくれて     ありがとう
親の面倒を看てくれて         ありがとう
野球観戦に付き合ってくれて     ありがとう
音楽の楽しさを教えてくれて      ありがとう
そして、ここまで付いてきてくれて   ありがとう

相手への想いがなければ、書けない言葉。
相手への想いに気付かなければ、
伝えられない言葉。

大切な人の存在を感じること、
想いに気付くこと。

大切なあの人へラブレターを贈る前に
ぜひ、考えてみて下さい^ ^

★こんな人にオススメ

・未来の夫婦像を描きたい人
・様々な夫婦の人生を知りたい人
・想いを伝える機会が欲しい人

etc…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

16 + 6 =

Read4Lead管理人