~ワクワクする職場をつくる。~ Readerタクvol.9

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★どんな本

いま7割の職場が問題を抱えている!

●どうせ何も変わらない
●職場や会社に期待なんかしない
●我慢しよう、やり過ごそう

――そんな「あきらめ職場」になる前に、
一歩を踏み出し、組織を変える。

いま多くの職場で蔓延しているのが「あきらめ感」。
目の前の仕事に追い立てられる日々。
やるべきことはしっかりやっているのに、どこかむなしい。
職場の仲間もそう思っているのかもしれないが、
でも本当のところどう思っているのかはわからない、
気づくとみんな個人商店でバラバラ。
会社全体を見ても、どこか閉塞感が漂っている。
結局は何も変わらない、会社に期待なんかしないという
あきらめ感が広がっていく。

そんなあきらめ感の根本にあるものを解き明かし、
未来に希望が持てる「ワクワクする職場」に変わる方策を、
多くの企業事例とともに、
「人と組織の変革を支援する」プロが説く。
(Amazon作品紹介ページより抜粋)

★どんな著者

高橋 克徳
株式会社ジェイフィール代表取締役社長。東京理科大学大学院イノベーション研究科教授。1966年生まれ。一橋大学大学院修士、慶應義塾大学大学院博士課程単位取得。野村総合研究所、ワトソンワイアットにて、組織開発、人材開発に関するコンサルティングに一貫して従事。ジェイフィール設立以降、組織感情、つながり力、コネクティングリーダーなど、日本企業再生に向けた新たなコンセプトを次々に提示し、「感情とつながりの再生が、人と組織を強くする」と主張する

重光 直之
株式会社ジェイフィール取締役。1959年生まれ。大阪府立大学卒。株式会社ニイタカにて研究開発およびTQC、QCサークルの事務局に従事。社団法人日本能率協会に移り、マネジメント教育、リーダー育成を手がける。2007年、ジェイフィール設立後、H・ミンツバーグ教授との出会いからリフレクション・ラウンドテーブル(RRT)を日本に導入。自らの経験をもとに、ミドルが力を発揮してイキイキできる組織づくりに注力する。一人ひとりの気持ちを大切にし、働くことの喜びを未来につなげていく動きを組織に定着させることをテーマに取り組んでいる。

(巻末著者プロフィールより抜粋)

★学び

「あきらめ職場」になるのは何故か

本書によれば、世の中の7割の会社は、「あきらめ職場」になっているのだそうです。
会社や上司、職場のシステムや人間関係に対して何か不満を抱いていても、それを口に出せば周りの人たちから目の敵にされてしまう。
改善改良を訴えても、誰もまともにとりあってくれない。
そんなことを繰り返した結果、多くの人は「どうせ会社はかわらない」「頑張っても無駄だ」と諦めを選んでしまうのです。
その諦めの感情は、大きくわけて3つの原因があります。
① 閉じこもる働き方
現代の仕事の中では、様々な方面に気を使い続けなければなりません。
成果ばかりを要求され、ちょっと失敗すると上司や同僚から攻め立てられる。
その結果、失敗しないように、リスクをとらないように、自分をいかに安全圏に置いておくかという働き方を当たり前にするようになっていきました。
自分さえよければいい、自分の仕事だけミスなくちゃんとやっていればいい。そんな風に自分の仕事だけに閉じこもった働き方が、諦めの感情を生みやすくします。
② 関係の希薄化
また自分の仕事だけに閉じこもった結果、ともに働く仲間と一緒にひとつの仕事に向かったり助け合ったりすることがなくなっていき、
③ 方向感の喪失
職場の誰ともいい関係が築けなくなっていくと、人は段々自分が何のために働いていたのかがわからなくなってきます。
自分が一生懸命働いて成果を出しても、誰も喜んでくれない。仕事をしていても楽しくなくて、自分にこの仕事が本当にあってるのかを疑い出す。
でも他にどこか行先があるわけでもないから、考えること自体をやめて、機械のようにただ仕事をするようになっていく。
こんな状況に陥って、人は諦めっぱなしの生き方をするようになるのです。

現場から組織を変革する

経営者や幹部層が本気で組織を変えるために動いてくれるのが、一番組織変革には早いかもしれません。
しかし多くの場合は、現場のリーダー層のみが組織に対して違和感を抱えていて、幹部たちにはそれを伝えても理解してくれない、ということばかりのはずです。
往々にして、古参メンバーよりも若手の方が、現状に対する違和感は抱きやすいものです。
経営層の力を借りずとも、変革を起こすことはできます。現場にいる、本気で組織をよくしたい、変革を起こそうとしているメンバーが集まり、そこから徐々に組織全体にうねりを起こしていけばいいのです。
本書では、このように語られています。

最初は気づいた人たちの小さな行動から始まり、同じ思いを持った人たちの活動や取り組みの連鎖が生まれ、次第に、組織全体の空気感をつくり出します。すると、そうした意識を共有し、行動を変える人が増えていく。
最後はみんなで変わる、みんなと一緒に一人ひとりが変わっていく。こうした状況を作り出していくことが必要なのです。

神戸大学の金井壽宏教授は、『組織変革のビジョン』(光文社新書)という本の中で、こう述べています
“「組織が変わる」というのは主語の間違いで、主語は組織の中の大半の人々であり、とりわけあなた自身だ。だから、組織変革の問いは「組織が変わるか」でなく、「あなた自身が変わるか」という問いになる。”

組織の空気は、上司や社長だけが作っているものではありません。他ならない自分自身が、源となって作り出しているものなのです。
自分が組織に対して不平不満を抱き愚痴を言い続けたり諦めたりしていたら、それが組織文化の一つの土壌になります。
心から求める組織像があるならば、まず自分が率先してその空気を作りに行くしかありません。
組織に変わることを求めるならば、まず自分が変わること。それが組織変革の第一歩です。

感情に向きあい、夢と志に生きる

本書では、組織が変わるためには3つのステップがあると述べられています。
一つ目は、関係革新。お互いに無関心で希薄になった関係性から、心から信頼し合える仲間に変えていく必要があります。
そのために欠かせないのは、感情です。諦めて感情を殺すのではなく、真剣に自分と相手の感情に向き合い、お互いを理解するための時間をとるのです。最初はなかなか理解しあうことも難しいかもしれませんが、そういう時間をとることで、少しずつ組織全体の文化が変わっていきます。
二つ目は、仕事革新です。個人主義的な仕事ではなく、お互いに助け合い支え合う仕事のスタイルに変えること。
そして、ただ作業で仕事をするのではなくて、この仕事を誰のために何のために何故いま自分がやっているのかを、真剣に考えることです。
一切誰のためにもなっていない仕事などありません。自分の仕事がどんな人を助けていて、どんな価値を世の中に生み出しているのかが腑に落ちれば、働く意味がわからなくなることなどありえないのです。
そして最後に、未来革新です。ただなんとなく目の前のことに向かうのではなく、今している仕事の先に、夢や志を置くことです。
自分たちの仕事には、こんな意味がある。だから、絶対に成果を上げ成功して、みんなでこんなビジョンを実現する。
そんなことを仲間同士で語り合い、会社全体の目的目標・ビジョンを明確に定めることができればいいのです。
そしてその夢や志に向かって仕事をすることが当たり前の組織文化が作れれば、誰もが「ワクワクする職場」が作れるはずです。
自分と仲間の気持ちに真剣に向き合い対話を重ね、一緒に夢や志を描く。そうしていくことで、自分一人ではなく、仲間と一緒に、「働くこと」に対する考え方や価値観を変えていけるのです。そして、働くことを憂鬱なものではなく最高に意味があって楽しいものに変えることができれば、職場に「いい感情の連鎖」が生まれ、誰もが幸せに働けるように、組織を変革できるのです。

★こんな人にオススメ

・店舗の経営をしてみたいと思っている人
・接客業・飲食業に携わっている人
・実現したい夢がある人
etc…

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