~「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく―東大読書~ Readerあっこvol.8

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★どんな本

みなさんは勉強をしていて、読書をしていて、こんなことを思ったことはありませんか?

「ちゃんと勉強しているはずなのに、どうしてこんなに身にならないんだろう…?」
「やはり自分は地頭が悪いのだろうか…?」

私も「こんなにやっているのに…!」と思うことがあります。

本書の著者である西岡さんも、東大の合格に、3度のチャレンジを行ったといいます。
2度の不合格を経て、たどり着いた結論は“いくら頑張って「知識の量」を増やしても合格できない”ということだったそうです。
なぜなら、東大の試験というのは、ただ知識量が多いだけではだめで、“最低限の知識をうまく活用できないと解けない問題”がたくさん出題されているからです。

そこで着目したのが「本の読み方」について。
“知識を増やす“勉強ではなく”考える力“を身に着ける必要がある!
それが本書の生まれたきっかけだったそうです。

大事なことは、本と対話・議論しながら能動的に読むこと。

しかし、いきなり「本を能動的に読もう!」といっても難しいはず。
だからこそ、本書では、以下の5つのステップに分類し、「どうすれば本を能動的に読むことができるのか」を展開していきます。

■「読み込む力」を劇的に上げる……………仮説作り:読解力
■「論理の流れ」がクリアに見える…………取材読み:論理的思考力
■「一言で説明する力」を鍛える……………整理読み:要約力
■「多面的なモノの見方」を身につける……検証読み:客観的思考力
■「ずっと覚えている」ことができる………議論読み:応用力

また本の後半には「どのように本を選んだらいいか」までも記載されいてるので、読む本から今一度考えたいからはこちらも要チェックです!

★どんな著者

西岡 壱誠(ニシオカ イッセイ)

東京大学3年生。
歴代東大合格者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)だったが、東大受験を決意。
あえなく2浪が決まった崖っぷちの状況で「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」を実践した結果、
みるみる成績が向上し、東大模試全国第4位を獲得。
東大にも無事に合格した。

現在は家庭教師として教え子に 「『読む力』と『地頭力』を身につける読み方」 をレクチャーする傍ら、 1973年創刊の学内書評誌「ひろば」の編集長も務める。
また、人気漫画『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行なう「ドラゴン桜2 東大生チーム『東龍門』」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行っている。

著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』『読むだけで点数が上がる!東大生が教えるずるいテスト術』(ともにダイヤモンド社)、『現役東大生が教える 東大のへんな問題 解き方のコツ』(日本能率協会マネジメントセンター)がある。

★学び

東大生は読解力があるわけではない

東大に合格するには、かなり正確に文章を読める必要があります。
しかしそれは、単に才能があるから読めるとか、地頭がいいから読めるということではないんです。

東大生が持っている力は「読解力」ではなく「ヒントを探す力」があるからです。
そのヒントを探す力の有無によって、理解度とスピードは飛躍的にアップするとまで言われています。

そのために必要なたった2つの準備について、本書では紹介されています。

本を読むという行為は、暗い森の中でに足を踏み入れることに似ています。
自分が全く触れなかったものに触れて、どこに行きつくかわからないまま前に進んでいかなければなりません。
その行為は【明かりがない森を、どちらが出口かわからずに進んでいくこと】と同じなのです。

そこで必要となるもの、それが【ライト】と【地図】です。
暗い道であっても、ライトを使うことによって、周りを明るく照らすことができます。
また、現在地がどこで、どの道を進めばゴールに行き着くのか。
そうしたことを理解するために、地図があると便利です。

本書ではこの【ライト】を【装丁読み】
【地図】を【仮説づくり】ととらえて話を展開しています。

少ない情報から中身を推測する~装丁読み~

「一を聞いて十を知る」という言葉がありますが、人は多くの場合、一つの言葉からすべてを知る、理解するというのは難しいと感じます。

しかし、本のある部分には、それをすべて可能にする部分があります。
それは、「本のカバーや帯にのっている文言やタイトル」です。

多くの著者は、読者に第一印象で興味をもっていただかなければ、本を買ってもらうことはできません。
つまり、ほとんどの本の装丁には、多くの情報が詰め込まれているのです。

なぜなら、どんな本であっても「タイトル」にはその本のすべてが詰められているからです。
そのため、タイトルから多くの情報を引き出しておくことができれば、本を読むうえでとても大きなヒントとなるからです。

◆具体的な手順◆

①タイトルからどのような情報が引き出せそうか考えてみる
②引き出した情報を一つずづ付箋に書き出す
③帯の両面を読み、得られる情報を普選に書き出す
④著者のプロフィールを読み、どのようなバックグラウンドや別の著作などを確認し、得られる情報を書き出す
⑤①~④の情報は、見返しに貼り、読み進める中で頻繁に見直してみる

このように、書き写すだけではなく、集めた付箋をヒントとして活用することが「装丁読み」なのです。
装丁から得る情報は多いにこしたことはなく、疑問を持った時も付箋の最後に「?」をつけるなどして、思考をすべてアウトプットすることが重要となります。

付箋に書いて残しておく、つまり手を動かして書き残すことによって、記憶に定着しやすくもなります。
また、後で見返すことができたり、一覧で関連付けて考えることもできるため、どんな本でも適切にヒントをつかって 文章を読み解くことができるようになるのです。

本の全体像を把握する~仮説づくり~

仮説づくりで、その本の全体像を把握するための「地図」をつくります。

仮説づくりは完璧でなくても問題ない

大前提として大切なことは、完璧な地図をつくることはできないということです。
なぜなら、完璧な地図をつくるのであれば、その本を読む必要はないからです。
しかし、完璧な地図は作れなかったとしても、カバーや帯、目次を見た時点でおおざっぱな地図を作ることはできます。
だからこそ、大切なのは「仮説づくり」なのです。

また、同じ本であったとしても、読者によって地図の内容はことなります。
だからこそ、【自分に合った地図】と【自分にあった仮設】をつくることが重要となるのです。

◆具体的な手順◆

①「なぜ自分がその本を読むのか」という「目標」を付箋に書いてみる
②目次をみながら、①で設定した「目標」をどのようにその本で実現していくのか筋道を考え、目標の下にまとめる
③自分が現在どの立場にいるのかという「現状」を考え、道筋の下にまとめる
④実際に読み進めてみて、仮設と違うところが出たらその都度修正する

ポイントは「目標」→「道筋」→「現状」の順番で設定していくこと!
また、仮説は読み進めながらどんどん修正していくことも重要となります。

仮説づくりで得られるのはマクロな視点

「装丁読み」で得られるのがミクロな視点である一方、「仮説づくり」で得られるのが【マクロな視点】となっている。
ミクロな視点で読むことによって、部分的な読解が可能になる一方、マクロな視点を手に入れることによって、一部分の文章だけでなく本全体が読解できるようになるのです。

つまり、【仮説づくり】の方法を使って本を読み進めること、
「自分のゴール」と「自分のスタート地点」をはっきりさせることで「本の大筋の流れがわかる」のです。
時には想定しないようなスタートやゴールもあるでしょうが、そのような場面では仮設を作って修正すればよいのです。

だからこそ、まずは安心して【自分の地図】を作ってみればよいのです。

今回は、5つのステップのうちの一つに焦点を当ててご紹介いたしました。
皆さんにあった読み方のヒントが、この本には記載されていると思いますので、
ぜひご一読いただけますと幸いです(^^)

★こんな人にオススメ

・本からのアウトプット能力を高めたい人
・本を読んでいるのに、なかなか身につかない人
・東大生の考え方に興味がある人
・クリティカルな考え方を身に着けたい人
etc…

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