~「人望力」の条件 歴史人物に学ぶ「なぜ、ひとがついていくか」~ Reader優樹vol.3

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★どんな本

サイバーエージェントの創業者である藤田晋氏は言います。
「1人では絶対に成し遂げられないこと」をするために、会社組織がある。

大きな仕事を成すためには、個々の能力だけでなく、いかに自分の周囲に人が集まるかどうかが重要となります。
つまり“この人のいうことなら、この人のためなら”という“なら”の気持ちを持たせることです。これを「人望」だと本書では説いています。

現代で大事を成すために、組織のトップとして、組織の一員として歴史に残る大人物たちの実例に学び、「人望力」を身につける5つの極意が書かれている本です。

★どんな著者

童門冬二
1927年、東京都に生まれる。
東京都庁に勤め、広報室長、企画調整局長、政策室長を歴任。
退職後、作家活動に専念する。
日本文芸家協会、日本推理作家協会会員。
歴史人物に現代的テーマから光を当てて、歴史を再評価し、小説・評論・などで新分野を開拓している。
また執筆活動以外にも講演などで活躍中。

★学び

「叱る」と「怒る」の違い

人望力の要諦は「人間通」「世間通」「経済通」「(人に対する)影響力」「人間力」の5要件に分け、要素をそれぞれに分類、位置付けてます。

その中の第1章「人間通」を読み、特に学んだことを記載します。

人間通とは、人に通じていること、すなわち人間というものをよく知っていることである。
人間に通じていればこそ、相手に応じて人を見きわめることができる。
人を見きわめてこそ、どうすれば相手が動くかがわかる。
上に立つ者は、ときに応じて、人を叱って指導しなければならないが、怒るのではなく、相手のために叱るには、人を見きわめることができる人間通でなければならない。

私は、人の行動のメカニズムを紐解いた選択理論心理学を学んでいますが、人のモチベーション(動機づけ)に関して興味が尽きません。

当たり前ですが、人それぞれモチベーション(動機づけ)される事柄は違います。
立場的なリーダーシップを取る時に、「目の前の人の潜在能力をどう引き出すのか」を考える時間が多かったです。

私は立場的なリーダーを取らせていただける機会があり、試行錯誤でしたがいろんな経験をしました。

上手くいったこともあれば、被害者意識があり上手くいかなかったこともありました。
しかし本書を読んで、何が良かったことで、何をより良くすればいいのかを理解できました。
その中でも学べたことは「叱る」と「怒る」の違いです。

叱る−リーダーが、相手に愛情をもって潜んでいる可能性を引き出そうという気持ちを込め、きびしい態度で臨むこと。
怒る−相手に悪感情をもって、憎しみや怒りの感情。露骨に表して相手にきびしく迫ること。
この場合、相手の可能性を引き出すよりも、むしろ自分の感情発散と一種の自己満足を得ることを目的としている。

ここで例として黒田如水や徳川家康、秋元喬知などが挙げられました。
詳しくはぜひ本書を取って、読んでください。
私は読んで、歴史的偉人の大きい器に触れることができ、心震える体験をしました。
いろんな実例に触れ、知覚が広がりました。

自らが感じたことを目の前の人に伝えるか伝えないかで、時々迷うことがありました。
しかし、相手に愛情を持って潜在能力を引き出すために伝えていく。
そして立場的なリーダーシップを取ることになった時に部下を勝たせられる者になるために、自らを磨き続けようと改めて決めれた機会となりました。

人づくりは木づくり。

この言葉が本書では多く出てきます。
「叱る」にもなんでも伝える時に、自他共に潜在能力を引き出すことに最も効果的だと思う伝え方を歴史に残る大人物たちはしていました。

私は一本一本の木に応じた育て方をするために木くばりをしていたつもりになってました。
しかし本書を読んで、まだまだ勉強不足を感じました。

そして知識を与える人になるだけではなく、人間の誠意という心を示した者になる、と決めました。
どんな人にも無限の可能性があり、適材適所がある。
それを誠心・誠意・誠実に向き合える人物になります。

第1章から特に学びを抽出しましたが、本書に書かれている5つの極意が身についたらと思うとワクワクします。

私自身がまだまだなので、精進して取り組んで参ります。

少しでも心に残るものや気になることがありましたら、読んでみてください。
ぜひ皆様に一読していただきたい一冊です。

★こんな人にオススメ

・トップとして「人望力」を身に付けたい人。
・将来組織のトップに成りたいと思っている人。
・戦国時代、幕末開国時代に活躍した大人物たちの実例を学びたい人。
etc…

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