~世界一やさしい問題解決の授業~Readerばきゅんvol.3

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★どんな本

世界最高峰のコンサルティング会社で学んだロジカルシンキング・問題解決の考え方を中高生にもわかるように解説されている本です。

【目次】

まえがき

1限目 問題解決能力を身につけよう

自分で考え、行動する
・こんな人たちを知りませんか?
・問題解決キッズはすごいスピードで進化する
・そもそも問題解決って?
tool 分解の木

2限目 問題の原因を見極め、打ち手を考える

・お医者さんのように診断し、治し方を考える
・中学生バンド「キノコLovers」を救え!
・1A 原因としてありえるものを洗い出す
・1B 原因の仮説を立てる
・1C どんな分析をするか考え、情報を集める
・1D 分析する
・2A 打ち手のアイディアを幅広く洗い出す
・2B 最適な打ち手を選択する
・2C 実行プランを作成する
・「キノコLovers」のコンサートはどうなったのか?
tool はい、いいえの木
tool 課題分析シート

3限目 目標を設定し、達成する方法を決める

・ひとつの大きな夢を、いくつかの小さな目標に置き換える
・パソコンを手に入れるには?
・1 目標を設定する
・2 目標と現状のギャップを明確にする
・3A 選択肢を幅広く洗い出す
・3B 選択肢を絞り込んで仮説を立てる
・4A 仮説に沿って情報を集める
・4B データを分析し、チェックする
・あとは実行するだけ! でもそれが大事
tool 仮説の木
column 意思決定ツール

・あとがき

★どんな著者

渡辺健介(わたなべ・けんすけ)
デルタスタジオ 代表取締役社長。1999年イェール大学卒業(経済専攻)、マッキンゼー・アンド・カンパニー東京オフィスに入社。ハーバード・ビジネススクールに留学後、マッキンゼー・アンド・カンパニーニューヨークオフィスへ移籍。2007年に同社を退社し、デルタスタジオを設立。著書の『世界一やさしい問題解決の授業』は25カ国、15言語以上で発売の世界的ベストセラー。

デルタスタジオ
“Ignite dreams. Empower challengers.”をミッションとして掲げ、21世紀にイキイキと活躍する人材を育成している。企業・官庁向けに経営コンサルティングや研修を提供し、子供向けには“夢と才能に火をつける”21世紀型教育プログラムを開発・展開。

★学び

問題の原因を見極め、打ち手を考える方法

本書ではまえがき部分のあと、具体的に二つの問題が取り上げられています。

1 つ目は、「中学生バンド『キノコLovers』を救え!」というストーリー、
2つ目は、CGアニメ監督を夢見るタローくんが、たりないお小遣いでパソコンを手に入れるまでの話です。

幼い子供たちが主人公に取り上げられていますが、大人でも共感する部分が多く、
実際に中学生バンド『キノコLovers』の直面している問題は、
「どうしたらもっとお客さんに聴きに来てもらえるか?」
というテーマです。
置き換えると、「マーケティングと顧客獲得」といったテーマになります。

ここで本書の中では原因分析のために「分解の木」(ロジックツリー)というツールが、まず導入されます。
具体的には、潜在的な聴衆(学校の生徒先生あわせて500人)を、
・そもそもコンサートの存在を知っている人数/知らない人数
・知っている人数の中で実際にコンサートに行ったことがある人数/ない人数
・行ったことがある人数の中で継続的に行っている人数/行っていない人数
と分けていきます。

これをさらに「はい、いいえの木」の形に整理し直します。

そして、「お客が少ない」問題の原因として3つの仮説を立てて、
「課題分析シート」を使って、調査の上で仮説を検証します。

※本書の中で実際のシートがツールとして記載されています!
 ぜひ実際に見てみてください。

私はこの一連の問題解決の手順を知り、
・そもそも1つの問題に対して、原因は必ずしも1つではないこと
・その原因を分析し、仮説を立て、検証することに大変価値があること
を学びました。

また、問題解決には順番があり、それは目次にあるとおりで
(1) 原因を見極める
 - 原因としてあり得るものを洗い出す
 - 原因の仮説を立てる
 - どんな分析をするか考え、情報を集める
 - 分析する
(2) 打ち手を考える
 - 打ち手のアイディアを幅広く洗い出す
 - 最適な打ち手を選択する
 - 実行プランを作成する
といった手順です。

1つの問題や課題に対して、適切に分析をし多くの仮説をたて検証することは
私自身まだ苦手なのでこれからトレーニングをしていこうと思いますが、
上記のツールは今回のマーケティングや顧客獲得以外でも
例えば、「学校や塾での生徒のテスト対策」の場面や「仕事においての自分の苦手な業務に対してこれからどう改善していけばよいか」というタイミングなどで活用が出来ます。

目標を設定し、達成する方法を決める

2つめのストーリー「CGアニメ監督を夢見るタローくんが、たりないお小遣いでパソコンを手に入れるまでの話」では、良い目標設定、悪い目標設定について書かれています。

本書の例で言えば、
 ×「パソコンがほしい」「パソコンを買う」
 ○「どうすれば、半年以内に、60000円のさくら社製の中古パソコンを、人にお金を借りずに、お金を貯めて買うことができるか」
という風に具体化することが始まりとあげています。

そして「仮説の木」やギャップチャート、前述のマトリックスなどを使い、
最終的には実行ベースでのガントチャートに落とし込んでいきます。
さらに著者は、多数の選択肢の評価に使う「Pros-Cons List」や「評価軸×評価リスト」などにもふれています。

ただ、目標を達成できるかどうかは「よいプランをたてる」×「しっかり実行する」という掛け算で決まってきます。
よいプランがあっても実行しなければダメですし、見当ちがいなプランではいくら一生懸命実行しても目標達成はできません。
また、途中途中でどれくらい計画通りに進んでいるのかチェックするのも必要です。

大事なのは、問題解決に向かう姿勢そのもの

本書の冒頭部分に書いてあるお話です。

たとえ未経験で難しく思える問題にでもチャレンジし、やりとげようとする姿勢、そして「私はできる!」と考える自信の持ち方。
つまり最も重要なのは「やり方」ではなく「考え方」「在り方」です。

著者は、「考え抜く技術」・「行動をする癖」という表現をつかい、これを身につけた子どもを『問題解決キッズ』と名付けています。

問題解決キッズは、周囲によくいる、
・最初からあきらめる「どうせどうせ」子ちゃん、
・自分では行動しない「評論家」くん、
・行動するが結果から学ばない「気合いでゴー」くん
たちとは違うということです。

私自身これを読んで、
まだまだ物事の状態や、仕事の中身、関わる人たちなど外的要因によって
「私ならできる!」
「できないかもしれない、難しいかもしれない」
と考え方、在り方を変えてしまうところがあるなと気づきました。

そうではなく、根本的に自信を持ち、何事も挑戦し、経験を積むといった楽観的な考え方や肯定的な物事の捉え方をする習慣を身に付けようと思いました。

★こんな人にオススメ

・「問題解決」「論理的思考」の初歩的な部分を身に付けたい人
・自分以外の問題解決、課題解決に取り取り組む事を仕事としている人
・子供教育や指導的立場にいる親世代の方や先生のみなさん
etc…

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