~「死ぬくらいなら会社辞めれば」ができない理由~Reader華子vol.2

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★どんな本

近年、日本の社会問題になっているともいえる“過労死”。「死ぬくらいなら会社辞めればいいじゃないか」多くの人はそう思うかもしれません。しかし、そのような判断ができるうちに判断しないと、その判断すらできなくなってしまうのだそうです。私はまだ会社員ではありませんが、大学時代に経験した複雑な人間関係やいじめを通して、この書籍の内容に深く共感しました。会社での問題として、パワハラや残業、人間関係でトラブルになることはあり得ます。しかしそれ以外のコミュニティでも、様々な問題というのは起こり得ることです。そんな時、どうしたらいいのだろう?自分の人生、結局は自分で判断するしかないですが、それは言い換えれば「自分の人生は自分自身で選択できる」ということになります。何かを辞める、諦める、そんな勇気を与えてくれる本です。それだけではなく、実際に仕事の場で精神的な負担を感じたらどうすればいいのか、具体的な対処法も書かれているのでおすすめです。

★どんな著者

・著者

汐街コナ

広告制作会社のグラフィックデザイナーを経て漫画・イラストの活動を開始。装丁画・挿絵・ゲームキャラクターイラスト等を手がけている。デザイナー時代に過労自殺しかけた経験を描いた漫画が話題になり書籍化。

・監修者

ゆうきゆう

精神科医・作家・漫画原作者。東京大学医学部医学科卒業。医師としての診療をしながら、読者数16万人のメールマガジン「セクシー心理学」を発行。Twitterのフォロワーは約40万人。また、『相手の心を絶対に話さない心理術』(海竜社)などの書籍の他、『マンガで分かる心療内科』『マンガで分かる肉体改造』『モテるマンガ』『おとなの1ページ心理学』(以上、少年画報者)などの漫画原作も手がけ、総発行部数は400万部を超える。ゆうメンタルクリニック、ゆうスキンクリニックグループ総院長。

★学び

頑張るレベルはその人次第

『一体どこまで頑張ればいいのだろう』。頑張っていれば、どこまで頑張ればいいのか分からなくなることがあります。しかし、この本を通して気づいたことは、頑張るも頑張らないも、他人が決めることではなくて自分自身で決めることなのだということです。しかし周りからはいろんな意見をいただくことがあります。「周りはもっと頑張っている」「もっと辛い思いをしている人だっている」「今さえ乗り越えれば何とかなる」…。もちろん間違っていることではないと思います。しかし、世の中にはいろんな性格や趣味を持った人がいるように、人には個人差があります。仕事などに対してどれだけ耐久力やスタミナがあるか、どれだけ頑張ることができるのかも、個人差があります。なので、自分以外の誰かを比較対象にしたり、判断基準にしたりする必要は全くないのです。なので一概に『頑張ったかどうか』ではなく、『頑張ったかどうかを自分自身で決めることができているか』が大切だということに気づきました。

情報は参考程度に

「石の上にも3年」ということわざがあります。私も学生時代、よく家族から『やると決めたことは、まずは3年続けなさい。そうすればきっと何かが変わるし、強くなれる』という言葉をもらったことがよくあります。辛くても継続していれば、必ず報われる、とか。私たちが住むこの日本では、辛い思いをしながら努力をすることを美徳とする風潮がある、と、私は捉えています。しかし、この本を読んで、ことわざや昔から言い伝えられているものというのは、あくまで参考程度にして、正直に信じ込むのもかえって自分を良くない意味で追い込んでしまいがちなのだと気付きました。決して『甘え』ではない。目の前にある情報をどのように捉え、何を学ぶかも全て自分次第です。だから究極、無理してやりたくないことを3年続けなければいけないというわけではないし、3年続ければ必ず何かいいことがあるかというと、そうとも限りません。自分の周りにあるものが、揺るぎない『事実』なのか、それとも人によっては味方捉え方が変わる可能性のある『解釈』なのか。きちんと判断し、効果的な選択をしていこうと感じました。

無理をしなくていいんだ

この本を読んでいて、心が軽くなりました。なぜかというと、シンプルに『無理しなくたっていいんだ!!』と思ったからです。辞めたかったら辞めていい。諦めたかったら諦めていい。詳しくは、この本を実際に読んでいただきたいところですが、無理して頑張るということは良いことでも悪いことでも、正しいことでも間違っていることでもありませんでした。『無理することは正しい』と、自分で決めているだけでした。周りの目が気になったり、誰かからの声が気になったりして、いつの前にか効果的な判断ができなくなっている。でも、今続けていることの先に何があるのか、そして今続けていることを通して自分がどうしたいのかということを冷静に判断した時、頭の中がクリアになるので効果的は判断をすることができるようになります。人生は自分で決めることができる。だから、無理をするもしないも、頑張るも頑張らないも、自分で決める。ここから私が大切にしているのは、『自分が好きなことは何があっても続ける』ということです。嫌なら辞める。苦しいなら諦める。でも、自分が好きなこと、続けたいという願望があることは、苦しい場面に出くわしたとしても必ず続けるということです。このことも、参考にしていただければ幸いです。

俺がやれねば誰『か』やる

任された仕事。担当している作業。もし、万が一の出来事が起こって、自分にしかできないことを自分が担当できなくなったら、どうなるでしょう。その仕事を代わりにやってくれる人がいないからどうしようもない!と考えるでしょう。…本当にそうでしょうか。本当にどうしようもないことでしょうか。引用にも表記していますが、俺がやれねば誰かやるというもの。誰かがやってくれることがほとんどだなのではないでしょうか。本書に記載されていたことで諸説あるかと思いますが、一国の首相や大統領でさえ、替え(代理)がきくそうです。もう一度質問に戻ります。その仕事は、作業は必ずしも“自分にしかできないこと”なのでしょうか。一方、替えがきかないものもあります。それはあなたが“誰かの息子や娘であり、誰かの父親や母親であること 誰かの夫や妻であり、誰かの兄弟や姉妹であること 誰かの孫や祖父母であり、誰かの恋人であり誰かの友人であること”。これらは絶対に、替えがきかないものです。そして自分の体、自分の夢、自分の人生、自分の命は当然のこと、他の誰とも、何とも、替えがきかないものです。一度失ってしまえば、本当にどうしようもないものであり、かけがえのないものです。替えがきくものと、きかないもの。何より大切にしなければいけないもの、犠牲にしてはならないものを忘れないようにしていきたいものです。

世界は本当に広い

人は、行きていく中で様々な経験します。経験をすればするほど、社会がなんとなく分かるようになります。アレは良くて、コレは駄目、みたいな感じで。本書には“日本の教育とは、何かをして褒められるより、何かをして叱られることの方が多いと思う”と書かれていますが、私もそう思います。あとは、“これをすると危険な目にあう”“危ないからやめておいた方がいい”とか。皆さんもそんな言葉をかけられたことがあるのではないでしょうか。少なくとも私はこのような経験があるので、その経験からか『見えない足かせをつけて生きているのかも』と気づきました。大人になったのに、なぜ自由じゃないんだ?自分の人生には自分で責任を持つべき年齢なのに、なぜ誰かに叱られるとか批判されるとかいうことから回避するような意思決定をしているのだろう。でも、「私は自由だ!」と思った時、自分の可能性は無限なんだと思えるようになりました。やりたいと思っていたことが思わぬ形でかなったり、自分の人生に思わぬ転機がくるきっかけの人と出逢うことができたり。「自由なんだ」と思った瞬間、殻にこもっていた生活から一気に世界と可能性が広がったような気がします。私が堂々と勧める立場ではありませんが、もし興味があれば、この本を手にとっていただきたく思います。

★こんな人にオススメ

・今の所属先のからの移動・転職を考えている人

・メンタル面を改善したい人

・人生の可能性を広げたい人

・人生においての転機を求めている人

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