~ルフィの仲間力~ Readerタクvol.6

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★どんな本

ルフィの仲間力~『ONE PIECE』流、周りの人を味方に変える法~
人々に感動を与え続ける漫画、『ONE PIECE』。
なぜ私たちはこれほどまでに、あの海賊たちの物語に心震わせられるのか。
それは、誰しも抱えている「かけがえのない仲間がほしい」という欲求にこたえているからだと著者はいう。
本書は、ルフィのように仲間を集め、絆を深め、その仲間と大きな夢をかなえる方法を突き詰めたもの。
原作ファンだけではなく、人間関係に悩むすべての人に役立つ1冊。
(本書巻末より抜粋)

★どんな著者

安田 雪
関西大学社会学部教授。1963年東京生まれ。国際基督教大学教養学部卒業。コロンビア大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。東京大学大学院経済学研究科・ものづくり経営研究センターなどを経て現職。人や組織のつながりかたを考察する「社会ネットワーク分析」が専門。ネットワークの形が人や組織に及ぼす影響力を、大学、企業、NPOなどと連携して研究している
(Amazon著者紹介ページより抜粋)

★学び

誰もが「かけがえのない仲間」を求めている

本書で取り上げられている『ONE PIECE』は、言わずと知れた大ヒット連載中の国民的漫画です。
この『ONE PIECE』大ヒットの理由が、どこにあるのか。
それは、この漫画の中心的テーマが「仲間」だからだと本書では述べられています。
誰もが自分にとって心から信頼できて、何があっても助け合い一生涯共に過ごせる仲間の存在を求めている。けれど、それを自分にとっては手の届かないものだと思っている人は、とても多いのではないでしょうか。
特に現代では地域や学校、親族との結びつきが弱くなり、個人主義的な生き方をする人も増えてきました。
そんな時代の人々にとって「かけがえのない仲間」を持ちキラキラと夢に向かって生きている麦わら海賊団が、誰もが憧れるヒーローのような存在になったのは、当然とも言えます。
では、その麦わら海賊団のように「かけがえのない仲間」を手にするためには、どんな条件があるでしょうか。

仲間を集める大きな夢と信頼

ルフィは「海賊王になる」という夢を持ち、誰に何と言われようと気にすることなくずっと走り続けてきました。
そんな彼の夢への情熱を見て、少しずつ仲間が増えていったのです。
どうしたら、仲間を集めることができるのか。必要なのは、強くて明確な願望を抱くことです。願望とは、自分一人ではなし得ないくらいの大きな夢や志です。
ルフィが目指す海賊王は、たった一人で実現できるものではありません。だから、自分の願望を叶えるため、同じ方向に向かって走る仲間が必要不可欠。
自分の願望を叶えるために必要なのはどんな人間かを、ルフィは最初から決めていました。航海士、コック、音楽家、船大工…。
明確に自分の必要とする仲間のイメージを描き、そんな人物との出会いを逃さない。そして、仲間になったら100%信頼して絶対に何があっても手を離さない。
それが、かけがえない仲間を作るためには必要なことです。
ルフィは、自分の仲間を絶対的に信頼しきっています。その信頼は、過去自分が無償の愛を受け続けてきたから培われた力だと、本書では語られています。
ルフィはシャンクスに命を救われました。そんな見返りを求めない、100%の無償の愛を受けた経験があるのです。
だからナミやロビンが人を信じられず苦しんで仲間から離れようとしていた時も、一切自分の損失や利益を考えることなく、「仲間を助ける」と決め行動しました。
そのルフィからの無償の愛を受けたおかげで、ナミもロビンも人を信頼するということができるようになっていきました。
誰かにもらおうとするのではなく、まず自分から仲間を信じ愛を与える姿勢こそが、本当の仲間を得るために一番必要なことです。

自分だけの役割を得られるまで、仲間のために成長する

最高のチームを作るためには、一人ひとりが明確な役割を持ちリーダーシップを発揮していて、全員が100%の力を出し切っていることが不可欠です。

メンバーの全員が、活躍できる場を持っているということ。お互いの能力を評価しているからこそ、フラットな関係が維持できるのです。
自分が活躍できる場がないと、人は段々と委縮してしまいます。
「自分はいてもいなくてもいい存在ではないだろうか」「人に迷惑ばかりかけている」といった、ネガティブなことばかりを考えてしまいます。
承認欲求が満たされれば、人は強くなれるのです。
どんな些細なことでもいいので、自分が活躍できる場を作ることが大切です。

麦わら海賊団では、料理といえばサンジ、航海術ならナミ、砲撃ならウソップ、というようにそれぞれの役割がはっきりしています。
仲間たちが自分の力を認めてくれていて、必要とされている感覚があるから、変な上下関係や力関係が生まれることなく、お互いがお互いを尊重できる関係が築けているのです。
職場や学校のクラス、部活、サークルなど…一人ひとりの役割が明確になっていて、本当の意味でお互いが尊重し合える組織作りができたら、最高のチームになるはず。
人によっては、自分には誰かよりも秀でた能力や役割はないと考えてしまうこともあるかもしれません。
しかし、だとしたら自らの力を磨けばいい。自分の強みを徹底的に磨き上げて、誰にも負けない力を身に着ければいいんです。

何か一つでいいので、プロフェッショナルな存在になる――。
そのためには、やはり勉強が欠かせません。
(中略)
人は、自分のためではなく、他人のためのほうが努力できることを麦わらの一味は教えてくれます。
仲間のため、好きな人のため、家族のため、子どものためと思えば、どんなに苦しいことでも頑張りやすくなります。

ウソップはルフィたちと出会ったばかりの頃、ちょっとパチンコがうまくて、ちょっと船のことに詳しい程度の立ち位置でした。
しかし必死に成長し続けたウソップは、最初はただの鉛玉とパチンコを使った攻撃しかできなかったけれど、今では様々な技を身に着け重要な戦力になっています。
彼のネガティブ・嘘つきといったパーソナリティすら、磨き上げたことによって、短所から長所となりました。これまでの戦いの中で、ウソップにしか倒せなかった敵や、ウソップでなければ突破できなかったことが何度もあります。
彼がそこまで努力し、何度負けても倒れても立ち止まることなく成長してこれたのは、「仲間のためになりたい」という想いがあったからです。
仲間を大切に思うから成長したいと思い、成長し役割を明確に持つことでより仲間から必要とされる。
良いチームとは、そんな好循環が常に回っているものです。

★こんな人にオススメ

・ONE PIECEが大好きな人
・組織のリーダーをしている人
・自分のリーダーシップを磨きたい人
・仲間を作れるようになりたい人
etc…

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