~それ、なんで流行ってるの?~Reader まーぼーVol.1

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

★どんな本

私たちの周りは、沢山の言葉であふれています。その中で、日々新しい言葉が生まれ、それが一世を風靡することも珍しくありません。「インスタ映え」「カープ女子」これらが流行ったのはたまたまでしょうか?いいえ違います。身の回りの流行りの原因を紐解ける。そんな一冊です。

★どんな著者

原田曜平
1977年東京生まれ、慶應義塾大学商学部卒業後、博報堂入社。博報堂ブランドデザイン若者研究所リーダー。国内外の若者研究及び、マーケティングを続けている。2003年にJAAA 広告賞・新人賞を受賞。著書に「さとり世代 盗んだバイクで走りださない若者たち」「ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体」「パリピ経済パーティーピープルが市場を動かす」などがある。

★学び

★言葉が流行るからくり

「マイルドヤンキー」「さとり世代」など、私たちの周りは、何気な造語が突然流行したりする。
本書ではそれには原因があると述べられている。
それは、どこ言葉も世間が言いたくて言いたくて仕方がないけど、表現するのが難しかったことを表現している事である。
感覚としては「そう、それ!」という感覚である。
我々が心の中で思っていたけれど、うまく言えない。
そんなモヤモヤを払拭してくれるワードがウケるのだ。
例えば、「さとり世代」
「若者はエネルギッシュなものだ」といった概念を持っていた、世代にとっては、最近の若者が覇気がないことが違和感で仕方ない。一体何なのだろう。というモヤモヤの中、今の若者は経済の安定した時間に生まれ、物欲もなく上昇志向もなく、あたかも悟っているように見えるんだ!「そう、それ!」といった調子である。
これらのように、世間は自分の言えない思いの代弁者を求めているのである。
そんな代弁に乗っかるように、加速して流行していったものが、流行語大賞である。
世代によって、「そう、それ!」の観点が異なるために、世代毎の流行語が異なるのも納得である。

★ヒット商品に共通する法則

“売り手側が「売りたいもの」と、消費者が「欲しいもの」がずれると、「そう、それ!」は絶対に発生しない。
売りたいものと相手が欲しいものは同じとは限らない。
消費者不在のものづくり、売り手のためのセールスは成功しないと述べられている。
ヒットというものは、商品が優れているからヒットするのではない、
求めてる人がいるからヒットするのである。
「逃げ恥」や「君の名」などがヒットしたのも世間のニーズに応えたからである。
一昔前のように、堂々とした恋愛が恥ずかしいという若者の多い時代には、「契約結婚」という理由付けがマッチしたのである。
逆の例であると、一方的な地方創生などが挙げられている。一方的に地方の良さを伝えても相手側は知った事ではない。
実際にどんな人に来てもらいたいのか、世間はどんな魅力を求めているのか、それをいかに察知するかが大切なのである。
だから、伝え方の以前にそこを考えているかどうかで結果は大きく変わるのだ。
この押さえておくべき消費者のツボのようなものをインサイトと呼ぶ。

★インサイトが9割、伝え方が1割

伝え方が9割といった著書もあるので、とても気になるタイトルですが。
「広告」という分野において、表現の面白さが質であると思われがちであるが、それは大きな間違いだ。
確かに、広告を見て、その独特な表現に「こんなうまい伝え方があったのか!」と思わされることが多いです。しかし、そう思うのは我々のインサイトが突かれているからである。
これからの時代、クリエイティビティが求められると言われています。
この能力はAIではなかなか代替できないとも言われています。
“クリエイターはえてして、「人が考え付かない表現」をよりとする職種です。
皆さんも自分の伝えたいことを上手く伝えるために言葉選びに苦戦することはあるのであないでしょうか。
そんなときは一度、ベクトルを自分にとっての消費者に向けてみましょう。
小さな気づきから、分析をして、仮説を立ててその上で発信する。
今の時代は、いろんな背景を持っています。
お洒落を始めてみようかなと思っている学生男子。
まだまだ若い服を着たいミドル層。
最近孫に孫に買ってもらったスマホで写真をとりたいお爺さん。
など多様な背景を持っている人がいる。
街中で流行っている広告をよく見てみてください。
誰に向けているのかな…?
そう考えただけで、今の時代のことが少しだけ分かるようになるはずです。

★こんな人にオススメ

・広告業界にいる人
・なにか表現するのが苦手だという人
・世間の流行りについて紐解きたい人

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

4 × 4 =

Read4Lead管理人