~10年後の仕事図鑑~Readerかんvol.5

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☆どんな本

AIや仮想通過が普及されるこれからの社会では現代とは職業の在り方変化する。10年後、AIに奪われる仕事もあれば、新しく生まれる仕事もある。そして職業観も大きく変化する。先の予想ができない社会が訪れる中で、これからの私たちはどう生きるのか。そして、私たちはどう働くのか。今、世界中から注目を浴びている研究者である落合陽一と元ライブドアの代表取締役の堀江貴文がこれからの社会について語った一冊である。

☆どんな著者

落合陽一
筑波大学准教授・学長補佐、筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長。Pixie Dust Technologies CEO。
それ以外にもVRコンソーシアム理事や一般社団法人未踏理事など幅広い分野で活躍されている。1987年東京都生まれで筑波大学でメディア芸術を学び、情報学群情報メディア創成学類を卒業。大学院ではヒューマンインターフェース高額およびコンピューターグラフィクスを専攻し、東京大学が臭い情報楽譜にて博士号を取得。

堀江貴文
1972年福岡県八女市生まれ。実業家。SNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発やスマホアプリ
のプロデューズを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジン「堀江貴文のブログでは言えない話」は1万数千人の読者を持ち、2014年には会員制のコミュニケーションサロン「堀江貴文イノベーション大学校」をスタートした。

☆学び

①普通が普通ではなくなる

AI技術の発達により、人間の職業が奪われることが懸念されている。近い将来、現在ある職業の大半がAIで代用可能となり、職を奪われること人が大量に発生することが危機として語られることが多い。しかし職業が減少し、働き手が失業すること自体はそれほど問題ではないと著者は主張している。なぜならば、働かなくても生きていくことが出来る仕組みが整うからである。人間でなくてもできる仕事はAIで代用し、本当に人間にしかできない仕事だけが後世に残る。また、ベーシックインカムなど、最低限の生活水準の確保をしてくれる政策が実施されればより一層その傾向は強くなる。働かなくても生活していくことが可能となる。
このような時代が訪れた場合、働くことにはどのような意味があると考えられるか。生きるために働く必要はなくなる。だからこそ、今まで以上に純粋な自己実現のための労働へと職業観が変化する。やらなければならない仕事ではなく、好きなものを追求し続けることが仕事になる時代が迫っているのである。そのもっとも典型的な例がYouTuberである。好きなことを追求し、動画にして発信することで収入を得ている人たちが現在の日本にも数多く存在している。YouTuberの存在を軽視する人も世の中にはいる。しかし、彼らこそこれからの社会で求められている職業観を体現している人たちである。生きるために働くのではなく、好きなことをとことん追求し続けた結果、希少価値が高いコンテンツを提供できるようになり、付加価値が上がり、結果的に収入へと結びつく。自分自身のやりたいことをより明確にし、そして、とことん追求すること。それがこれからの時代の労働に必要なことなのである。

②代替え不可能な価値を創り出す

AIが発達し、早い段階で消滅する仕事には大きく分けて二種類ある。一つが誰にでもできる仕事である。事務処理や生産ラインなど誰にでもできる仕事は段々と淘汰されるようになる。これは何もAIに限った話ではない。かつて工場で軽工業に従事していた人々は重化学工業の発達により、職を奪われるようになった。歴史の流れから見ても、技術の進歩によって職が失われているケースはしばしばある。AIの場合は機械化が進んだ時代よりもはるかに多くの職業が奪われることになる。事務処理や生産ラインに限らず、自動運転の機能が進むことで、タクシーの運転手やトラックドライバーなどの仕事も失われる可能性がある。
もう一つは人件費が高い職業である。医者や弁護士などの人件費が高い仕事はAIに仕事を奪われる可能性が高いのだという。奪われると言っても、医者は過去のデータに基づいて診断を行う。このような作業はAIの得意分野であるため、医者が行う必要がなくなる。しかし、手術や問診など非常に高度な技術を要するものやコミュニケーションや人をモチベートする力は人間の方が優れている。AIの得意分野と人間の得意分野とを統合した形での職業観が形成される可能性が高い。弁護士は高い給料をもらっていながらも、判例に基づき、機械的に弁論を進める場合もある。このような弁論を繰り返している限りはAIでの代用が可能である。
では、どうしたら良いのだろうか。それが趣味を発展させて価値を創り出すということである。好きなことを本気で遊び、とことん追求することで誰にも負けない価値を創り出すことが出来る。例えば、堀江貴文さんはサバイバルゲームが好きだという。サバイバルゲーム自体は仕事に結びついていないのだという。しかし、講演や登壇する際にサバイバルゲームについてはなしたり、広めたりする中で、利益を捻出している。好きなことを追求し続けた結果、趣味を生かして利益を得ることもできている。これがこれからの社会での働き方のスタンダードになるのだと書かれた一冊である。

☆こんな人におすすめ

・AIについて興味がある人
・AIがもたらす変化について知りたい人
・未来の労働状況について知りたい人
・リーダーになろうと考えている人
・教育に携わる人
などなど

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