~今日が人生最後の日だと思っていきなさい~ Readerひとみvol.4

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

★どんな本

ホスピス医として、長年、多くの人の人生最後の瞬間に立ち会ってきた中で感じたことや学んだことを書き記した一冊。

「今日が人生最後の日だとしたら?」という問いについて、深く考えさせられます。

こうやって元気に日々を生きられることが、本当に幸せであること。
それを医療の現場での、本当に死を目の前にした人々の生き方や言葉を用いて伝えてくれています。

★どんな著者

小澤竹俊

1963年東京生まれのホスピス医。
救急救命センター、農村医療に従事した後、94年より横浜蘇生病院ホスピス病棟に勤め、病棟長となる。2006年にめぐみ在宅クリニックを開院。これまでに2800人以上の患者さんを看取ってきた。
医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。一人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしてきている。

★学び

日常の有難さ

「今日が人生最後の日だ」と想像し、非日常の視点から日常を眺めてみましょう。
食事がとれること、布団でぐっすり眠れること、大事な人といつでも会えること、電気やガスがつくこと…。
特別なことはなくとも、ふだん当たり前に過ごしている日常が、いかに輝きに満ちた、かけがえのないものであるかがわかるはずです。

変化のない日常よりも、いつもと違う何かがある非日常を求めることがあります。
でも、そんな日常の中に私たちが心から求めているものがあるのではないかとこの本を読みながら改めて感じました。

大切な家族、会いたい人たちが、今日もこの地球上に生きていて、会いたいと思えば会いに行けること。
衣食住が不満足で命の危機に怯えるのではなく、明日や未来のことを夢見て生きられること。
これ以上の幸せがあるのでしょうか。

この社会には本当にたくさんのものが溢れています。
いつでもどこでも連絡がとれるスマートフォンに、5分もかからずやってくる電車。いつか人の知能を超えるといわれるようなAI。
社会を便利にしているように一見感じられるけれど、こういったものが溢れているが故に、自分たちの本当にすぐそばにある幸せを見逃してしまっているのではないかと私は考えました。

幸せは自分のすぐそばにある。私は最近、このように感じることが非常に多いです。
当たり前ではなく、有り難う。
そう捉えて、身の回りのことに対して、まずは目を向けて生きていくこと。
いつか本当に人生最後の瞬間を迎えた時に、後悔しないように。そんな生き方をしていきたいと思います。

どれだけ後悔があっても、後世に自分の思いを伝えられれば、人生は完結する

人生を振り返り、自分が果たした役割がわかったとき、
人は自分自身や自分の生き方を肯定し、後世に生きる人々の礎となることを喜ぶことができます。

人はやはりこの世に生を受けた以上、必ず果たすべき役割があると私は思っています。
一度の人生、絶対にその人にしか伝えられない経験やメッセージがあるはずです。

それを大切な人たちに託すことで、その人の人生は完結する。
それに対して、私は心から共感しました。

お金や不動産といった財も尊いけれど、後世に自分だから残していけるものは、生きてきた中で育んだ大切なメッセージだと思います。メッセージは消えることなく、時代を超えます。
何十年、何百年先の人たちの心に響き、力になれるかもしれないです。
そのメッセージが時代や社会を突き動かすかもしれないです。

自分が生きた時代だけでなく、さらにその先に生きるたくさんの人々にも自分の生きた証が活かされると考えるだけでわくわくしてきます。
だからこそ、自分の役割を見出すために時間を用い、自分が残せるものを大切に残していくようにしたいと思います。

無力な自分を受け入れて、それでも強く生きること

「医者である以上、患者さんの役に立たなければならない」と思っていました。
そこには「医者なのだから、患者さんの苦しみを和らげてあげなければ」という、どこか「上から」の意識があったかもしれません。
ですが、医者といえども、しょせんは弱い人間である、できることには限界があります。
本当に大事なのは、「患者さんの問題をすべて解決すること」ではなく、無力な自分を受け入れ、医者としてではなく一人の人間として、「患者さんに関わり続けること」である。

「私はこうでなければならない」と思って生きている人が、思いのほか多いと私は感じることがあります。しかし、義務感で生きている様子は、決して幸せそうには見えません。

大切なのはどんな自分も受け入れて、“その人らしさ”に胸をはって生きることだと思います。

時には弱い自分もいると思います、力になれない自分もいると思います。
そんな自分も愛してあげて、不完全な自分だからこそ、誰よりも今持っているものを発揮して生きる選択をすることが必要なんだと思います。

“その人らしさ“が必ず生きる瞬間がきっとくる。
その時のためにも、今この瞬間を、一歩一歩強く生きていきたいと、この本から改めて感じさせてもらいました。

★こんな人にオススメ

※以下はその本に合わせて変更してください。
・死生観について考えたい人
・人生を豊かにしていきたい人
etc…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

nine − 6 =

Read4Lead管理人