~大丈夫やで~ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし~~ Reader麻衣vol.5

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大丈夫やで~ばあちゃん助産師のお産と育児のはなし~

★どんな本

“自然なお産をしたい”と望む妊婦の間で話題となっている和歌山県田辺市の「坂本助産所」。
どこから見ても可愛いおばあちゃん、身長147センチの小柄な身体に柔和な表情の坂本先生は、この助産所で、66年にわたり4000人もの赤ちゃんを取り上げてきました。 
そんな坂本先生による、お産と育児の教えがたっぷり詰まった一冊です。
出産の尊さを物語るエピソード、お産や育児に関する確かで温かなアドバイス、悩める妊婦や子育て中のママへ贈る大らかで愛のあるメッセージ。
女性の方はもちろん、男性の方にも。是非一読をお勧めしたい一冊です。

★どんな著者

坂本フジヱ
1924年和歌山県生まれ。23歳で出張スタイルのお産を専門とする「坂本助産所」を自宅に開業。
1997年、著者が73歳のときに、お産の多い和歌山県田辺市に移転。
2011年には、“87歳・カリスマ助産師”として「情熱大陸」で特集が組まれました。
これまで取り上げた赤ちゃんの数はおよそ4000人。出産以外にも子育て相談や中高生への性教育指導など、地域のよろず相談所として地域に貢献されています。

★学び

「もっと気楽にすればええんやで。」

お産も子育ても、頭で考えてもうまいこといきません。起こったことを自然に受け止める力が必要なんです。
親の仕事って、自分が主体となって「産む、育てる」ではないんです。
赤ちゃん主体で「生まれる、育つ」のを丸ごと受け止め、助けていくことじゃないでしょうか。

本書の中でもっとも坂本先生が強く、優しく伝えているのがこの「もっと気楽に」というメッセージだと受け止めています。

赤ちゃんにも、ちゃんと意思がある。
赤ちゃんが「生まれる」のを助ける気持ちで、この仕事を続けているといいます。
出産を真剣に考えてるからこそ、「私が頑張らないと。」「ちゃんと準備しないと。」と気張っている女性も多いのではないかと思います。
まだまだ出産は遠い未来のことである私ですら、そうです。

来たものを、丸ごと受け止める。
張り詰めた心を和らげて、お母さんがほんわかした気持ちで出産を迎えることができたら、赤ちゃんも安心して生まれてくる。

子どもに何があってもどっしりと構えていて、いつ、どんな姿でも愛と安心で包んでくれるお母さん。
その愛と安心の源には、お産を通して培った「丸ごと受け止める」精神があるのかもしれません。

自尊感情の基礎は「抱きしめる」ことから

内容記載

赤ちゃんは、お母さんに抱きしめてもらうためにこの世に生まれてきます。大切に抱きしめてもらうことで、「自分は大切な存在なんだ」という、自尊感情を情勢しているんです。

一年間、徹底的に赤ちゃんとかかわることで、(自尊感情の)基礎ができるんです。私はお母さんに「お乳を飲ませる一年間は、赤ちゃんと徹底的にかかわってやって欲しい。一年間が無理なら、三ヶ月だけでも踏ん張って欲しい。」とお願いしています。

勉強ができるとか、スポーツができるとか、“うわべ”のことよりずっと大切な、人間としての土台である自尊感情。
物心ついていない時期にそんな一生モノの財産ともいえる心の機能が形成されるなんて、人間って不思議ですね。

もしも将来、わが子を抱きしめる瞬間が来たならば、たくさんたくさん、抱きしめてあげたいと思います。^^

本物の幸せ

「自分はお母さんの役に立っている。」この喜びが子どもの居場所、本物の幸せを作るんやね。

生まれて数ヶ月の赤ちゃんは「お母さんにそばにいてもらいたい」と思い、四ヶ月になると「そばにいるだけではなく、相手をして欲しい」と思うようになり、そして四ヶ月を過ぎると「お母さんと喜びを共有したい」という気持ちが芽生えてくるそうです。

子どもはどんなに家族にあやしてもらっても、それだけでは幸せになれません。
「私の方からもなにかしてあげたい」、そう思うのが人間というもの。
一才過ぎたら、年齢に見合った「その子の仕事」を与えること。
「人間同士の共生」を目指して生活することです。

思えば、私も小さい頃はお母さんにくっついて回っては、花の水遣りをしたり、お箸を食卓に並べたり、洗濯物を畳むまね事をしたり。
そんなささいなお手伝いに、母に頼まれるとおもちゃや絵本を置いて、夢中になっていた思い出があります。

“本物の幸せ“を与えてあげられる、素敵なお母さんに将来なれるように。
未来のために、坂本先生の教えをしっかり胸に秘めておきたいと思います。

★こんな人にオススメ

✳︎ 将来ママ、パパになる貴方に
✳︎ 小さい子どもと関わる機会の多い方に
✳︎ 今まさに子育て奮闘中のママ、パパの貴方に
✳︎ 出産/育児/保育の分野に興味のある方に
etc…

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