
◆どんな本
「ウォール・ストリート・ジャーナル」
ビジネス書ベストセラーに輝いた、画期的マネジメントの書、待望の翻訳。
本当の意味で人を動かすものは何か?
その答えが、ここにある。
シンプルかつ効果絶大の画期的マネジメント術「ドリーム・マネジメント・プロジェクト」、その理論と実践法をビジネスストーリーと実践ガイドの二部構成で
わかりやすく解説している。
◆どんな作者
「組織を動かす人間が理想に近づこうと努力するとき、その組織もまた理想に近づく」
という信念を実践するフロイド・コンサルティング社の経営者。
同時に国際的に高い評価を受けている講演家でもあり、
これまでに2500回以上、300万人以上に講演。
その中には「フォーチュン500」の一流大企業も含まれている。
著書に、ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー
『The Rhythm of Life(人生のリズム)』などがある。
◆学び
【人を活かすことの重要性】
本書には、組織のリーダーが
メンバーをどのように動機づけることで
チームの全員にイキイキ働いてもらうことができるのか
その手法「ドリーム・マネージャー」が書かれています。
人を最大限に活かすということは
組織において大きなテーマですね。
仮に会社勤めの人が
75%の力で日々働いているとしたら
人件費でいうと、生産性の面だけでみても、
企業は25%資金を損していることになります。
そればかりか、やる気のない社員への
周りへのネガティブな影響を考えると
さらなる損失ですね。
【どのように動機づけるか?】
メンバーを動機づける方法として、
こんなことが述べられています。
「彼らが今やっている仕事と、彼らが夢見ている豊かな未来とをなんとかして結び付けない限り、われわれは永遠にこの離職問題に悩まされることになる」
大切なのは、まず個々人の願望にしっかりと
耳を傾けること。
将来何をしていきたいのか?
夢は何なのか?
理想とする人物像はあるのか?
それらを叶えるための手段として
今ある仕事をやっているのだと
意味がつけられれば、幸せに働くことができます。
そして、社員にとっての一番の関心ごとは
「自分が認められているかどうか」でもあります。
今がどんな状態であれ、
一個人として相手を尊重し、承認していくことが大切です。
【実践編「ドリーム・ブック」】
具体的にそのようなマネジメントを行うための
1手段として、
「ドリーム・ブック」という取り組みが紹介されています。
①ドリーム・ブックを用意する
②夢を描き始める
③夢に制限を設けない
④日付を入れる
⑤叶ったら、叶った日も記入する
まずは100個書くことに挑戦しましょう。
そしてそれを短期・中期・長期にわけます。
願望を可視化することで、
自分が何を求めているのか
同僚が何を求めているのかが
明確になります。
このような取り組みが行われている会社で働けたら…
と想像すると、
より楽しく、強い意味付けを持って働けそうな
イメージがわきますね!
【こんな人にオススメ】
・今いる組織をもっと良くしたい人
・今後人とかかわる職業で活躍していきたい人