〜コンセプトのつくり方〜 Readerユーマvol.7

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コンセプトのつくり方

★どんな本

新しいサービス、新しい商品といった仕事。
デートや宴会などの私生活。
全てにおいてコンセプトというものが使われるようになってきました。

本書は、そのコンセプトの定義と作り方について
イノベーションという観点を踏まえながら紹介している本です。

帯に「優しく書いてあるが、簡単な本ではない」との通り、
文章自体は読みやすいのですが、内容は奥が深く求められていることの難易度は高いと感じました。

仕事柄、コンセプトを考える仕事をしているので、この本は大変勉強になりました。

★どんな著者

山田壮夫(やまだそお)さん
株式会社電通 クリエーティブ/コンサルタント
コンセプトを核として、広告キャンペーンはもちろん、テレビ番組や店舗の開発から
経営戦略の策定まで手掛ける。
特に最近は、株式会社47CLUBと連携して
ローカルにおける商品開発にチャレンジ中。

★学び

コンセプトはサーチライト

今の常識は、暗闇を照らすサーチライトになっている。
物の考え方は、暗闇を一つのライトで照らしているに過ぎないため、
別の角度から、別の方向に対してライトをかざすことで、新しい常識が作れるという考え方です。
ただ、その場合、全く被っていないとトンチンカンなことを言ってることになるので、
照らす場所は、ある程度被っている必要がある。
例えば、「肉」や「魚」というキーワードに対して、新しい照らし方を考える。
それこそがイノベーションであると本書では紹介されています。

コンセプト自体には、
フェイクコンセプトというものが世の中に溢れかえっていると著者は言っています。
本中から抜粋すると
「和牛革命」などがそれに当たると言っており、
言葉が何を指すのか具体的にイメージできないただの言葉遊びになってしまっている場合が
あると注意しています。

コンセプト作りのフレームワーク

コンセプトを作るためのフレームワークとして
下記のようなものが紹介されていました。

ビジョン、課題、コンセプト、具体策(現実)を縦に並べて
課題、コンセプトを大きな四角で囲い、その四角の左隣に、ターゲット
右隣に商品・サービスを置くというモデルです。

このフレームワークの詳細については是非とも書籍を読んで頂ければと思います。

コンセプトのつくり方

上記のフレームワークはあくまでフレームワークのため、
これとは別にコンセプトのつくり方があります。
イギリスの社会学者グラハム・ワラスが提唱した「四段階説」に
ベースにした手法で、

1、感じる
2、散らかす
3、発見!
4、磨く

この4つを一つのサイクルにして回し続けるというものです。

1、感じる
これは様々な情報を体(インタビュー、現地視察)を使って
とにかく情報を集める段階。
ただ正解はないので、どの情報に対しても
「ふむふむ、なるほど」くらいの粒度で集め続けることが大事だといっています。

2、散らかす
この段階では、
ブレーンストーミング(通称:ブレスト)を
一人で行い続けるというものです。
集まった情報を整理するのではなく、
頭を自由にしてバラバラにしてどんなことができそうか、ターゲットはどんな人か
何をすればその人に対して刺さるのかを考え抜く作業です。

3、発見!
この段階では、いよいよ整理を始めます。
散らかすで散らかすだけ散らかした自分の中の情報を整理して
フレームワークに当てはめていきます。
「ひらめき」などと捉えられることが多いですが、事前情報をどれだけ集め、
どれだけ散らかしたかでこの段階の精度が変わるといっても過言ではないと思います。

4、磨く
発見!で整理したものをさらに磨いていく行程です。
製品・サービスに落とし込んでいく段階です。
この段階では、一人ではなく、多くの人を巻き込んで
より良いものを作るための知恵を出し合います。

★こんな人にオススメ

✳︎企画職につきたいと思っている人
✳︎将来経営をしたいと思っている人
✳︎企業願望のある人
etc…

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