~マンガでわかる!トヨタ式仕事カイゼン術~ Readerたまよvol.5

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マンガでわかる!トヨタ式仕事カイゼン術

★どんな本

「毎日残業しているのに、仕事が終わらない……」「デスクを片づけたつもりが、すぐに汚くなってしまう……」
そんなオフィスワーカーの悩みを解決するために、「トヨタ生産方式」からトヨタマンが生み出した「トヨタ式の仕事術」を、マンガで楽しみながら学ぶ一冊!
片づけ術から書類作成、仕事に対する哲学まで、世界標準になったトヨタの仕事に対する具体的メソッドとマインドを、図解でわかりやすく説明してくれている一冊!

★どんな著者

若松義人
1937年、宮城県生まれ。トヨタ自動車工業に入社後、原価、生産、購買部門で大野耐一氏のもと「トヨタ生産方式」の実践・改善・普及に努める。84年以降は農業機械メーカー、住宅メーカーでも同方式の導入・指導にあたった。91年、韓国大宇自動車顧問。現在、カルマン社代表取締役社長。

★学び

カイゼンに聖域なし!

本書全体で、敏腕女コンサルタントがマンガのストーリーの中で、ありとあらゆることにカイゼンのメスをいれていきます。
まさに、「カイゼンに聖域なし!」というのを、本書から一番感じました。

人間は弱い生き物なので、ついつい「こんなものでいいか」「また後でいいや」という言葉が頭をよぎるときがあります。
トヨタ式を学ぶ中で、それをいかに無くすことができるかが根底にあると感じました。

まあいっかや、あとでいいか、わからないけど、これくらいなら…
そういった言葉をすべて排除する共通の考えと、仕組みがトヨタ式仕事カイゼン術にはありました。

デスクの片づけ、在庫の管理、書類の作り方から、人の育成まですべてにカイゼンがなされます。
読み進める中で、自分自身のデスクや、書類作成を思い出し耳が痛くなるものがたくさんありました。

しかし、大切なのは、その具体的なやり方ではなく、その根本に何があるかだと思いました。

トヨタ式と呼ばれるものが生まれたのには、創業者の思いが詰まっていました。

トヨタでは、「自動ではなく、自働」という言葉があるそうです。
創業者の豊田佐吉氏が言った言葉だそうです。

「自動ではなく、自働!」

トヨタの創業者である豊田佐吉氏は、小さいころから発明好きで、「無限動力」というものを開発したいと夢見ていたそうです。
成長とともに、本気で研究に取り組み、何度も実験を繰り返し、挫折をしては諦めそうになることを繰り返してきたそうです。
そしてついに、動力織機を発明した。しかし、未だ無限動力の発明にはたどり着いていないために、それからも発明を続けたそうです。

当初発明した動力織機は、自動で機を織るものでしたが、糸が切れると、機械を毎回止めて手動で部品を交換しなければならないもので、これを機械が自分でやってくれたとしたらとても効率的になると佐吉は考えていたそうです。
その思いを力に、研究実験を続け、ついに自動織機を完成させた。
自動織機は、自分自身で異常をが発生した際には、自ら停止をし、自ら正常な状態に戻し、再び動き出す、という能力をもっている織機だったそうです。これまでいちいち糸が切れるたびに止まり人間が交換していたところから、機械が自らそれを行うようになり高い生産性を実現した。

佐吉は、機械が自ら、管理者があっていたことを行うことから、これはただの自動ではなく、もはやニンベンのついた自働である。と言ったそうです。

これを人間に当てはめるとわかりやすい。

知恵を絞らずに、日々作業をこなしているだけで、改善の努力をしない人間の労働は、ただ機械の番人をしているにすぎない。
つまりそれは自動でしかない。

しかし、自ら異常を察知し、それを取り除くために知恵を絞り、改善をする。この営みこそが、自働である。

という「人間の知恵に対する信頼」の考えが、トヨタ式の根本にある。

ともすると自分の「機械の番人」になってしまっていることはないだろうか?
ともすると知恵を振り絞り改善することをあきらめてしまっていないだろうか?

マンガの登場人物たちをみていて、自分自身が、ついつい日常的に、「これまでのルールだから」「文化になってるから」「小さなことだからいいかな」そんな言葉が頭をよぎっていることを再認しました。
マンガの人たちと、同じだなと思いました。問題意識はあるけれど行動にまで至っていないと思いました。

自分自身が、どちらのスタンスを取るのか、それ一つでアクションが変わっていくと思いました。

すぐできる「無駄のカイゼン」

無駄とは、「付加価値を生む出さないあらゆる物事事象」と定義されています。

無駄には、
・スペースのムダ
・時間のムダ
・間違えるムダ
・取りに行くムダ
の4分類あります。

すぐにできるムダの排除として、5Sを紹介します。

トヨタ式5S
整理/整頓/清掃/清潔/しつけ

要るものと要らないものにわける。要らないものを捨てる。
必要なものだけど、いつでも取り出せるようにする。
散らからず汚れていないようにキレイに保つ。
整理整頓清掃した状態を維持する。
上記4つの共通のルールに従って行動する訓練をする。

ことだそうです。

デスクの中にずっとあるいつか使うと思い置いてあるものを捨て、
使うものだけをもち、キレイを保ち、それを習慣にすることで、仕事一つとっても効率化されていくという見通しが生まれました。

どこまでこだわれるか、トヨタのプライドからまなぶものがたくさんあります。

★こんな人にオススメ

・仕事の生産性を上げたい人
・リーダーマネージャーになりたい人
・トヨタ式に興味がある人

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