~マッキンゼー流入社一年目の教科書~ Readerゆっぺvol.8

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マッキンゼー流入社一年目の教科書

★どんな本

マッキンゼー出身者が各業界で活躍する理由は新入社員研修にありました。

新人のうちに叩き込まれること,その意味は何も知らない状態,
未だ色々な経験がない中で教育を受けることに意味があります。

その理由は,
自分で考える力をつけることができるから。

社会人経験を積んできたり,過去の成功体験があれば,その自分の中の蓄えに頼りたくなるもの。
しかし,全くわからない,やったことも想像したこともない新人の時点で,
何かの成果を作り出す。
社会のどの業界でも活躍する考え方が育ちます。

どんなやり方をすれば,どんな一年目を過ごせば,一年目から圧倒的に成長し,世の中に通用する一人前の社会人になることができるのか。

マッキンゼーの厳しくて基準の高い新入社員研修から,マッキンゼー流問題解決の方法において大事なことを知ることができます。

★どんな著者

大嶋祥誉
センジュヒューマンデザインワークス代表取締役。
エグゼクティブ・コーチ、組織開発・人材育成コンサルタント。
マッキンゼー・アンド・カンパニーでは、新規事業のフィージビリティスタディ、全社戦略立案、営業戦略立案などのコンサルティングプロジェクトに従事。
その後、ウィリアム・エム・マーサー、ワトソン・ワイアット、グローバル・ベンチャー・キャピタル、三和総合研究所にて、経営戦略や人材マネジメントへのコンサルティングおよびベンチャー企業支援に携わる。

★学び

正解がわからない問題解決

どんなにやる気があったとしても,一年目にできることは限られます。
戦場の最前線に放り込まれたところで,何の役にも立ちません。

まずは一人前の社会人になるためにトレーニングを積み上げることは必須です。
大事なことは,トレーニングの量だけではなく,質を考えること。
また,どんなことを意識して取り組むかという,取り組み方が,成長の大きさに繋がっていきます。

ただ情報を集めて,お客様に分析結果を渡すだけであれば,既にクライアントはほとんど試しています。
それでも解決できないから依頼がある,そこには解決が難しい問題があり,そこに向き合い続けるのがマッキンゼーです。

でも,「わかりません」と言わないのがマッキンゼー。だから力がつきます。
「こんな答えがあったのか!」というところまで,根気強く分析や調査を行い,解決を導きだします。

この本が読者に与えることができるゴールは,論理的思考ができる,本質的分析ができる,「世の中はこう」とレクチャーができるだけではなく,
『じゃあこうしてみよう』という解決の答えを自分で出せる人になること。

簡単ではありません。だから,もっと自分の頭を使い倒す一年目を過ごすことができます。

Client interest first 顧客第一主義

マッキンゼーの第一流儀は,この顧客第一主義。

「とにかく現場に行く」これが叩きこまれるものです。
クライアントのオフィスに話を聞きに行くのではなく,クライアントのユーザーがいる現場に行けという指示です。

ここで気が付くことができる大事なことは,問題解決の為に大切なことは,
“二次情報ではなく,自分達が直接現場に行って,自分の足で拾い,自分で見て聞いて感じたり,気が付いたりしたことをベースに思考を深めることの重要さ”
であるということです。

結構泥臭いです。
ここから提供できることは何か。
それは,ただの机で分析することではなく,実際に現場レベルで実行することができて,最終損益(ボトムラインでインパクト)を出せるバリューのあるもの。

“困っていることを実感として共有する”ことを大事にしています。

この点は“雨に濡れている人がいたら,まず傘を差しださずに,一緒に濡れてみること”にイメージが合います。

何を使って解決できるかをたくさん考える前に,どうして解決したいのか,何に困っているのかを徹底的に理解することから始まるということです。

ここで大切になってくる気持ちは
『常に前向きな姿勢』でいることです。
跳び箱を13段しか跳べない人に20段を跳ばせてあげるということを実現するとしたら,
20段跳ぶというゴールに対して,いかに安全に確実に達成させてあげられるかを考えるということです。
理論ではこうしたら跳べます,ではなく,一度飛べたけど,二回目また再現できるか厳しかったりしては,仕事をしたことにはなりません。

跳ぶことが難しいから依頼してくれているのに,自分達が無理かもしれないと思えば,きっと20段は一回も跳ばせてあげることができません。

なにがあっても『自分達にはなにができるか。』を考えることを忘れるなと叩き込まれるのがマッキンゼー流です。

プロはcomplete workが当たり前

マッキンゼーでは、自分の中で完璧になったもの以外、出すことを許されません。

クライアントへの提出ではなく、上司への提出も一緒です。
上司に直してもらえばよいという考えは一切通用しません。

もちろん、期限までの間に予測していなかったトラブル対応、問題が起こるかもしれません。
その事情を話したとしても、だとしたら今回は仕方ないね、には絶対になりません。

常に、どうしたら出来るか、どうやれば作れるかしか考えないように叩き込まれます。

基準や前提を揃える、どんな基準で揃えるかが大事なポイントになります。
「完璧な仕事が当たり前」「どんなことがあってもやり続けること」
この前提で1年目からスタートするので、
圧倒的な成果が残せる人材になります。

少しずつ成長して、完璧が当たり前になる社会人になる、というプロセスではなく、
”1年目から完璧な仕事が当たり前”
を叩き込まれるから、年数を昇っていくにつれて厳しい、キツイと思う社会人ではなくなります。

付加価値のある情報を与えられる人

クライアントに求められる人材になるには、
クライアントが知れて役立てる情報、現在気がついてない情報を引き出して渡してあげることが必要です。

調査、分析をしてわかったことを伝えるのではなく、大事なことは
「so What?」だからなに?ということです。
そこから何がわかって、今までとの違いは何なのか。

「イシュー(仮説)から分析を始める」
だからなに?を発見することができたら、仮説を立ててみます。

storyを組み立ててなにが出来るかまで落とし込む

この流れを一年目で考えられるように教育されます。
ここまで想像できて初めて上司に提出できる準備が整います。

大切なことは、自分のクオリティは自分で決めるということ。自分はどの基準、どの土俵に立って社会人生活を送るかが全て結果に現れます。

まとめ

マッキンゼー流問題解決の方法は
泥臭いプロセスを経て、最高の提案を目指しています。
新人研修ではプロの基準を叩き込まれ、新人だから、1年目だからではなく、
社会人としてお客様に誇れる組織人を妥協なく追求する過ごし方です。

1年目の大切な時期、自分のクオリティを自分で決めるとしたら、どんな新人でしょうか。

★こんな人にオススメ

✳超一流の人の考え方を知りたい人。
✳一年目に圧倒的成果を出せる人間になりたい人。
✳自分の能力を拡張したい人。

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