~京大式 DEEP THINKING―最高の思考力―~ Readerゆっぺvol.5

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京大式 DEEP THINKING―最高の思考力―

★どんな本

浅い思考でよしとしていませんか。

もっと考えなければならないと思ったそのあと,そのままにしていませんか。
考えなければならないことに対して,どうしていいかわからないまま日々を過ごしていませんか。

日常で考える,思考するという向き合いづらい無意識の部分をまるで頭に思い描けるように深堀することができる本です。

無意識のうちに自分達の脳で起こっていること,
また考える力や思考力を付けたいと思った時に,何をしてその力を高めていけばよいか。
自分で発見できない部分をたくさん教えてもらえる本です。

★どんな著者

川上浩司
京都大学デザインユニット特定教授,博士(工学)。専門はシステムデザイン。
京都大学工学部在学中に人工知能(AI)について研究し,修士課程後,岡山大学で博士を取得。
恩師からの「これからは不便益:不便さがもたらす益」の一言がきっかけで,不便益の研究を開始する。
研究の一環で作成した「素数ものさし」は京都大学内のみで発売にも関わらず,3万本以上の販売を記録している。

★学び

考える力をつけるためには考える時間をつくること

頭が良くなりたい,と毎日思います。
もっと自分が頭よく,賢い人間であればと思う人はたくさんいるのではないでしょうか。
では,頭が良いとは,どんなことか。
頭が良いというのはどのような人のことをいうのか。
真剣に考えたことはありますか。
本書では,頭が良い=深く考えることができる
と伝えて居ます。
深く考えるとは,どんな感覚なのか。
その力をつけるためには,結局深く考えてみることに取り組むしかないです。

思考は日々どのように行われいているのか。もちろん目にみえないから完璧な答えを持っている人はいません。

でも,どういうことなのかなと,考えてみるという時間が大事ということです。
人はこの考える時間を取らなくなってきています。
取らないのではなく,世の中で考える時間を取らなくて良くなってきていることが増えているのかもしれません。

ではどうしたらよいのか。
実は,考える時間をとるという対策になると,タイムマネジメントや日々やることの生産性を上げて時間を捻出できるようにしたりすることをまず考えることになるでしょう。
しかし,そうではなく,
大切なことは,『考える価値を知る』ことです。

なぜ,深く考えなくても良い世の中になっているのでしょうか。
それは,今は即実行,即行動が良いという意見をたくさん聞きます。
もっと便利に,もっと楽に,もっと早く何かをできる製品を日々開発しています。
だから,考えるという行為を挟まなくとも,人は生活することができるし,
何か難しいことでも考えずにできるようになってきているのです。
そうなると,考えなくて良いことは人の脳は見事に考えません。

こうなると「素早い行動」が必ずしも100%良いとは限らず,その言葉や教えに惑わされすぎてはいけないということです。

「深く考えるとは,プロセスをたどること」

例えば就職活動でよくグループディスカッションをさせる企業があります。
学生の何をみたいか,その企業によって様々な目のつけどころがあるとおもいますが,
だいたい良いoutputは期待していません。
大事なのは取り組み方,どんな考え方を通って,その答えにたどり着いたか。
そしてその考えた道筋がしっかりと通っているかどうか。

深く考えることというのは,よくよく考えるとやはり結果ではないです。
プロセスに焦点が当たっています。
だからいつだって進行していることになります。

深く考える力が少しずつ弱くなってきていると思ったら,早く自分の中で答えを出しすぎているのかもしれません。
判断力,決断力,行動力,どれも確かに大切な力です。
しかし,そこにばかり目がいって,自分で考える力が弱くなってしまってはとても残念です。

自分の判断はどの考え方からきて,どんな決断を下したのか,この考えるプロセスを強化しましょう。

工学出身の人が伝えているから面白いです。
普通,モノづくりは『便利なもの,より楽にできること,より早くできること』に役に立つ為にニーズをくみ取って製品を開発していきます。
でも,そのモノづくりの道の人から,
早く,便利に,楽にできることよりも,不便さの中にヒントがあると教えてもらっているということになります。

便利にすることに価値を見出す過程で,不便なことに何か益があるという答えを導き出したことにとても理系の好奇心をくすぐられました。

考えると深く考えるの違いは?

このことについては深く考えたという実感が最近あったものはありますか。
考えに考え抜いたこと,
思い当たらない人が多いかもしれません。
考えることはあっても,深くってどのぐらい?
ということにだいたいの人はなります。

それは,今まで深く考えることに対して深く考えていなかったからであると私は感じました。

「考える」とは,「認識」であると伝えています。

認識しているだけでは考えていることにならなのではないのか。
そう思いました。
しかし,私たちは,日々色んな情報を受け取る中で,その物事の組み合わせいによって生活しています。

ニュース,知識,何かしらの情報が飛び込んできて認識した時,その対応方法を考えて実行します。

電車で遅延した→遅刻する連絡を入れる。
野菜が安い→夕ご飯に使おう

このように,何かしら判断して行動を起こすことに対して,日々考える行為を行っています。

では,深く考えるとはどういうことか。
本書では「自分の力で自分だけの発見をして,それを自分の中にコレクションしていくこと」
と伝えています。
つまり,プロセスを省略せずにしっかりとたどること,またその道のりで様々な発見をして,自分なりの答えを導き出すことです。
「発見」という回路が必要になります。
この過程を意識する習慣が身に着けば,深く考えることが自然と増えて,思考力強化に繋がります。

まとめ

わかったつもりになっていては,人間もったいないとわたしは思います。
考えることを省略したら,もっと1時間にできることが増えるかもしれません。
しかし,将来的には1時間にできること,生み出せる価値は,確実に深く考えるトレーニングをした人間が掴んでいきます。
思っている自分と今違う人がいるのであれば,考え方を勉強して見てください。
何か自分の考え方に磨ききれていない部分があるかもしれません。
そして,深く考えてみて,自分のものにしていく。
そうすることで,学んだ考え方は頭の中に染みついていれば誰にも盗まれることはなく,自分だけの武器になります。

自分が考えなければならない場面や,自分がしっかりしなければいけない場面になると,深く考える機会が増えます。
そのプロセスに注目することです。

★こんな人にオススメ

✳思考力を身に着けたい人。
✳深く考えられるようになりたい人。
✳仕事で成果を出したい人。
✳時間の使い方がわからない人。

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