~「一瞬で決断できる」シンプル思考~ Readerあっこvol.3

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
「一瞬で決断できる」シンプル思考

★どんな本

フィジカルに恵まれていたわけでもなく、足も速かったわけでもなく、ドリブルでごぼう抜きするような突破力もなかったという遠藤。
しかし、それでも18歳からプロ入りして約20年弱、もうすぐ38歳となる現在もチームのレギュラーを渡す気はない。

その遠藤が、サッカーを通じて得た経験やノウハウをもとに、「先を読むためのシンプル思考」、つまり、「誰もが実践できる考え方のコツ」について本がこれである。
そのため、決して恵まれているとはいえない身体能力で生き残っていくために、「どう考えて」「どう決断しているか」という思考のプロセスを、これからの「人生100年時代」を賢く生き抜くためのヒントとして紐解いてく。

★どんな著者

遠藤保仁(エンドウヤスヒト)
1980年1月28日、鹿児島県生まれ。鹿児島実業高校卒業後の1998年に横浜フリューゲルスに入団。京都パープルサンガを経て、2001年にガンバ大阪に加入。数々のタイトル獲得に大きく貢献し、2003年から10年連続でJリーグベストイレブンに選出され、現在もガンバ大阪の中心選手として活躍中。また、U-20日本代表をはじめとして、各年代の日本代表に選出され2002年11月に日本代表国際Aマッチデビュー。その後は、日本代表の中心選手として活躍し3度のワールドカップメンバーに選ばれる。「日本代表国際Aマッチ出場数最多記録保持者」「東アジア最多出場記録」「2009年アジア年間最優秀選手」「2014年JリーグMVP」など数多くの記録を持つ

★学び

ゴールへの道筋は一つではない

遠藤が常に試合で意識していること。
それは「俯瞰する」ことだという。
常に鳥の目のようにプレーしていくことは難しいが、それでも理想として追求したいとは常日頃から考えているそうだ。俯瞰をすることを意識していると、視野が広がり、自然とプレーの選択肢が増えていくそうだ。
そしてそれが結果的に、先を読む力の向上につながっているという。

サッカーの目的は、ゴールを奪って勝利することだ。
だが、ゴールへの道筋は一つとは限らない。
FWの点がとれないなら、MFが点を決めればいいし、DFだっていい。
GKが点を取っても構わない。
相手の守備陣を崩す方法も一つだけではない。
ロングパスが有効かもしれないし、ショートパスをつないだ方が可能性は高いかもしれない。

サッカーも人生も類似しており、自分の掲げたゴールへの道のりは一つではない。
山登りも登山道はひとつではないように、ゴールへの道筋というものは沢山あるのだ。

そのため遠藤は、サッカーでプレー中も「こうすれば点が取れる」というルートを一つだけ持つのではなく、常に複数の選択肢を持つようにしているという。
プレーの選択肢を沢山持っていればいるほど、どんな試合展開にも対応できず、ゴールの可能性が高まってくるそうだ。

目の前のことに集中する

遠藤が大事にしていること、それは「目の前のことに全力を尽くすのが基本スタンス」ということだそうだ。

あまり先のことをあれこれ考えるのは好きではない。
まだ起きていないことを「こうなったら、どうしよう」と心配しても仕方がないし、ストレスに感じるだけである。

試合の時はもちろん、その試合のことだけに集中する。当たり前だが、勝利を目指して、今できることに全力を尽くすのだ。
また、練習だって同じである。
明日のことを考えても仕方がないため、目の前の練習にとことん集中するそうだ。
さらに、プライベートでも同様で、盛り上がっているときに「明日早いから、そろそろ帰る」ということはまずなく、徹夜になったらとことん付き合うそうだ。
もちろん、翌朝に支障がでることもあるそうだが、「目の前のことに全力で向き合う」方が、精神的にもすっきりし、人生も楽しくなっていくそうだ。

「目の前のことに集中できない」という人も多くいるかもしれないが、結局「明日やろう」と言って先延ばしにしていても意味がない。
さらに、先延ばしにすればするほど状況は悪くなるばかりだ。
しかし、どうせやらなければならないのならば、今すぐにでも始めた方がよいだろう。
なかなか手をつけられないのならば、小さな作業から初めてみてもいいかもしれない。
簡単に出来る作業をしていると、自然と勢いがついて集中力も増していくため、まずは最初の第一歩を踏み出す意識を持つことが大切だという。

人は、「目の前のことに集中しよう」と思っても集中できるものではないため、自ら集中できる環境を創り出していくことが何よりも大事なのである。

一番楽しいことで感性を磨く

サッカーなどのアスリートの世界だと、センスが身についている人もいれば、大切さに気付いて磨くことが出来る人もいる。

では、どのように人はセンスを磨くことが出来るのだろうか?
遠藤は、自分が一番端子五と思えるプレーをすることがきっかけとなる、と
考えていた。

自分が一番楽しいプレーをするためにはどうすればいいかを考え、練習を重ねることによって次第にそのプレーが自分の強みとなるという。

何事も、嫌なことは続かない。好きだからこそ継続できる。

感性を磨くには、まず「好き」なことから初めて、それを続けていくうちに自分なりの強みを身に着けることが出来るのではないだろうか。

どの世界でも、他の人が簡単に真似できない強みを持っている人が一流になれるはずである。

だからこそ、「こうでなければならない」という型にはまらずに、自分の得意を伸ばしていくことで、強みが際立ち、チームに欠かせない存在になることが出来るのだ。
型にはまるよりも、自分の得意を把握して、それを磨くことに注力することが、自分のためにもチームのためにもなっていく。

★こんな人にオススメ

* やることが山積みで全然前に進まない
*頭の中がごちゃごちゃでつらい
*いつも優柔不断で迷って疲れてしまう
*難しく考えすぎてしまうクセを直したい
etc…

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*

nineteen + twelve =

Read4Lead管理人